2021年10月10日日曜日

ギンナン拾いは恐ろしい!   The gathering of ginkgo nuts is fearful for me!

 歩いて5、6分のところに小学校があり、その表門の横にこの地域の戦没者の慰霊碑がある。そこにメスのイチョウの木があり、毎年たくさんギンナンを落としており、散歩する道路上にも落ちている。毎年、踏まれて種子がはみ出た3,4個拾うだけだ。今年は10個くらい拾ったが、さらに昨日は竹でできた庭仕事用のつまみバサミを持ち、厚手のビニール袋を持って散歩も兼ねてギンナンを拾いに行った。

毎年、テン糞やタヌキ糞からギンナンを拾っては、お正月用の茶碗蒸しの具としていた。7個しか集まらなければ3人家族なので、2,2,3と分けぼくがもちろん3個を食べる。このところは友人のT.M氏がたくさん持ってきてくれた。ぼくもはギンナンは大好きなのだ。しかし、昨年今年とコロナ禍である。

もう半世紀くらい前に東大農学部のイチョウ並木でギンナンを広い、酷い目にあった。その時がギンナンを初めて拾った時だ。素手で拾ったにも関わらず、首や顔を触り、農学部のトイレで小便したものだからペニスを含む身体中がかぶれた。以来、ギンナンを見ても拾ったことはなかった。

が、タヌキ糞やテン糞などの食肉目の糞を拾っていて、今の季節にギンナンの種子だけの糞があり、それを取ってきてギンナンを洗って食べるようになった。これは、第一タヌキやテンがイチョウの果実を食べると種子のギンナンそのものだけが糞として排泄されるので、イチョウの果実の臭いニオイもなく、素手で拾っても手はかぶれないからだ。

タヌキのタメ糞のギンナン 2017年11月8日榛の木丸で
昨日は、落ちているギンナンをそのままつまみ鋏で拾い上げてビニール袋に容れたり、ギンナンの実を潰して種子だけを拾ったりしていた。すると、目がチカチカと痛くなり、両手の手首あたりが痛痒くなり、辺り一面に瘴気が漂い始めたように感じた。
このままでは身体全体がおかしくなると思い、すぐ、竹製のつまみ鋏をビニール袋に容れ、拾ったギンナンを容れた袋を閉じてウエストバックに容れてその場を離れた。目の痛みは歩いている内に無くなったが、両腕は赤くなったままであった。帰宅し、先ず水だけで手・腕を洗い、次に石鹸をつけて2度洗った。両手首の辺りが赤いままでしかも5,6ミリのピンク色の円状の腫れができていた。この腫れも腕の赤味も1時間くらいするとなくなった。靴でギンナンの実を潰したので、手元にはその汁は飛び散らない筈である。
取って来たギンナンはまだ袋に容れたまま庭に置いている。もう少し腐ってからだとかぶれないかな?

友人のT.Mは素手でギンナンの実を拾って我家に届けてくれるが、彼はかぶれることはないようだ。アレルギー反応は個人によって違うが、ギンナンの実にかぶれるのは残念だ!
タヌキやテンはギンナンの実を食べてもかぶれない。それはT.Mのような個体であって、ぼくのようにかぶれる個体もいるのかな?

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