昨日、引地川親水公園まで歩いた時に、川沿いにある大学の土手にノブドウがあった。ノブドウの実は白くて青や紫色になるものは寄生された実のようだ。堀田満著「野山の木」Ⅱ(保育社)によると、茎は無毛or褐色のちじれ毛があり、葉の表は無毛で光沢があり、裏はうすく毛がある。と書かれている。近縁のエビヅルには、若枝にはくも毛があり、葉の表面は無毛、裏面は赤褐色のくも毛を密生する。っと書かれている。現場では、虫メガネも持っていないので、今日、再び行って枝を30センチと果実を5個取ってきた。もってきた標本の若枝には毛があり、葉の表も裏も脈にそって毛がある。どうも、決めてに欠くが、消去法でノブドウとした。それは、白い果実が殆んどだからだ。
図1.白い実のノブドウAmpelopsis glandulosa
図1'. 青い実もある。
持ってきた果実から種子を取り出して洗った。果実から種子は1個から3個入っていた。ノブドウはブドウ科であるがノブドウ属であるので、ブドウ属Vitisのエビヅルやサンカクヅル、ヤマブドウや大好きな甘酸っぱいキャンベルや甘いデラウエアなどとは種子の形が違う。
図2. ノブドウの種子
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