2020年9月20日日曜日

モグラをゲット   Got the Japanese mole!

昨日11時過ぎに知人のNさんから電話が入る。モグラが獲れたけれど要るかと云うものだ。もちろん、欲しいと応える。今、畑に居ると云うので貰いに行くことにする。直ぐに出掛ける。図1、1'のモグラだ。今朝、トラップに掛かっていたようだ。胸からお腹にかけて潰れている。
図1. アズマモグラMogera imaizumii お腹から
図1'. モグラ 背から
このモグラを捕まえたトラップが図2のようなバタンキュー式のもので、強烈だ。これで仕掛けが作動してモグラのお腹を締め付けて殺したようだ。一瞬で死んだだろう。
図2. モグラのトラップ
このトラップを図3のようにモグラのトンネルに仕掛けるのだ。そして前後のトンネルを踏み固める。モグラはトンネルを修復しようとするので、前後を踏み固めると事によって、モグラはトンネルを掘ることだけに集中してしまい、トラップに気が付かないで掛かってしまう。気の毒だ!
図3.今仕掛けているトラップ
この畑には今、ナス、トマト、サツマイモ、カボチャ、里芋、落花生、ショウガなどの根菜とネギや空心菜などの葉物が植えられている。モグラは地中にトンネルを掘るので、そこに根が伸びていた野菜は水分が吸えず、枯れてしまう。またトンネルはアカネズミ(多分)が利用してイモ類を食べる。この畑はさらにハクビシン、ノウサギもやってくる。ハクビシンが折角実ってきた落花生を狙いにやってきていた。網を破って入っている。また、カボチャはネズミに派手にいくつもヤラレテいた(図4)。
図4. ネズミ歯型がついているカボチャ
家庭菜園ではモグラやネズミは害獣扱いだ。しかし、両者とも作物に害を及ぼす昆虫などの節足動物を食べるので、短絡的に害獣扱いするのは拙いだろう。家庭菜園では油粕や堆肥などの有機物を肥料として土に梳き込むのでどうしてもミミズやヤスデ、ダニなどの土壌動物が多くなり、モグラを呼び寄せることになる。ミミズなどの土壌動物は土を改良し、植物が育成・成長しやすいようにしている。有機肥料・ミミズなどの土壌動物・モグラの3者の関係があってこそ畑の土壌は改良されていくものだと思われる。しかし、実際の耕作者は、モグラの被害に出遭うと腹が立つ!

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