2020年7月2日木曜日

辺室山から雨にやられる It was raining from the Mt. Henmuro

昨日の続き:
10:09 トンネルを出たところの物見沢沿いの路肩の上でお湯を沸かしインスタントラーメンだ。雨も降っていないし、生卵に摘んだアザミの新芽、タラノキの新葉が入り、充実したブランチを準備する(図1)。
お湯は直ぐ沸き、食べ終わったのが10時半。食べながら、この後どのルートをとるか迷う。①唐沢林道を戻る、②辺室山を目指す、③物見峠から登山道を下る。③は煤ケ谷に出るが、殆んどが植林帯を歩くのですぐダメになる。①か②か迷う。7月20日(月)に専門学校の丹沢実習は辺室山にしているので、その下調べの意味を込めて②の辺室山とする。結局、辺室山から雨にやられ、土山峠では土砂降りで、上煤ケ谷のバス停まで歩くことになったのだ。
10時35分 ブランチが終わり、ザックカバーをかけ出発だ!
図1.トンネルから出たところガスストーブを点火
10:45 トンネル横からの旧階段を登っていくとヤマザクラの果実だけのテン糞5だ。この階段も随分朽ちてきている。
図2. ほとんどヤマザクラの果実食いのテン糞5だ!
10:54 物見峠だ。雨が14時くらいまで降らなければ良いが、、、、。自分の写真を撮っただけで辺室山に向けてすぐ出発だ!
図3. 雨が上がったような煤ケ谷
図3. 物見峠で
11:18 ベニタケ科のキノコだ。ドクベニタケ?チシオハツ?噛んでみたが苦みがないからチシオハツか?1個だけだが、お持ち帰りだ! 
図4. ベニタケ科
11:19 鍋嵐と結ぶ峠の祠に来る(図5)。このところしばしば食べてはいるが旨いとは思わないキノコがでる枯れ木に目を向ける。松脂臭い味のマツオウジが出ていた枯れ木のモミの幹を凝視する(図6)。ん?何だこのキノコは?
 図5.峠の祠
図6のキノコはどうもマツオウジの幼菌のようだ。マツオウジは松脂臭さいのと苦い。が、歯触りに弾力がある。しかし、どうも好きになれないので、2度しか食べたことがない。このキノコに中毒する人もいるようだ。ムラサキシメジも見た目も分かり易い食菌だ。が、あの土臭い味がどうも好きになれない。ムラサキシメジにも中毒する人がいるようだ。旨いと思わないキノコは人によっては危ないキノコなのだ。学生に勧める事は止そう。
図6. マツオウジの幼菌では?
11:22 お、イグチ科の仲間だ!アカヤマドリかヤマドリタケだ(図7)!これも管孔を取り除いて食べるが、旨いとは思わない。洋風料理には合うのかも知れない。ぼくは、いつもキノコは味噌汁か炒め物だ。
図7.アカヤマドリか?
11:24 おー、これはアナグマのタメ糞だ。量が多いのはアナグマ家族がここでしたものだろう(図8)。もちろん、少しゲットだ!枯れ枝を箸のように使って小袋に容れる。大半が土砂だろう。
図8. アナグマ糞
11:35 この樹皮を噛み剥がした(図9)のは誰だ?地上から1mを有に越える辺りまで齧り取っている。後足で立ち上がって齧ったのだ。歯型の幅は2mm以下だ(図9’&9'')。カモシカの下顎の切歯の痕だ。
図9. 
図9'. 
図9''.
11:41 テン糞6だ。ヤマザクラの果実を食べたものだろう。
図10. テン糞6
12:03 テン糞7だ。うーん、節足動物と何を食べたのか?
図11. テン糞7
12:29 辺室山山頂に到着だ。ここに来て、雨が強くなってきたので上半身だけ雨具を羽織る。昼食後、ザックカバーをした時に、雨具もザックの上からかけていた。土山峠の本厚木行きのバス時刻が13時かその辺りだと思い、雨足も強くなったので、急ぐ。これ以降、カメラもバックに容れたままで、バックが濡れないように雨具で覆う。途中、2本のタマゴタケを見つけるが採っただけで、写真には撮らず。
図12. 辺室山
急いで、バス停に辿りついたのが13時15分だった。バスは毎時56分だった。ここで、土砂降りの中バスを10分くらい待ったが、意を決して上煤ケ谷まで歩くことにする。上煤ケ谷のバス停近くではもう雨足は強くなく、小雨状態になる。帽子の水を絞って被り直す。まだかまだかと待ったバスがようやく来た。乗り込む。乗客は一人だった。運転手からマスクをするように注意される。バックの中のマスクは濡れている。すぐ役場前に着く。道の駅清川のトイレに立ち寄ってから車に戻る。トランクにTシャツがあったと思うが、置いてなかった。濡れたシャツが嫌だが、まー、しょうがない。っと右腕から血が垂れているのに気が付く。ヒルだ!血をタオルで拭き取って車に乗る。
辺室山から土山峠は糞を見つけたり、他のフィールドサインを見かけたりしたが、カメラを取り出せないので、胸のスマホで写真をと思ったが、兎に角、土山峠へのバス停を目差した。辺室山山頂からバス停まで1.9キロで45分かかった。若者なら30分もかからないだろう。

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