2020年4月11日土曜日

仏果山から大棚沢駐車場へ From Mt.Bukkasan to Ohtanasawa parking area

仏果山からぼくらは革籠石山方面に向かう。すぐテン糞を見つけ(図1)て、鎖場となっているザイルや鎖が連なる急な道を下りる。娘はさっさと軽やかに何でもないように下りて、こちらの下りるのを見ている。ストックを仕舞えば!と叫ぶ。見られて何ともイヤだ!ジイサン下りとなっているのだろう。ミツバツヅジが咲いている(図2)のを見つけたので、坂の途中で写真を撮って余裕があるところを見せる。何と急坂の岩の上にもテン糞だ!余裕をもって撮り(図3)、拾う。
図1.11:16 テン糞24がある
図2. 咲いているミツバツヅジ
図3.11:22 岩の上にテン糞25
ホタルカズラが咲いていたので、撮っていたら、単独行の人がやって来たきので、少し下りて先に行ってもらい、再び戻ってホタルカズラを撮る(図4)。ヤマブキも咲いている(図5)。近くでミツバツツジだ(図6)。
図4. ホタルカズラがたくさん咲いている
 図5. ヤマブキ
図6. 眼下の街をバックに、ミツバツツジは綺麗
娘が、ここにたくさん糞があると叫ぶ。みるとタヌキのタメ糞だ(図7)!拾って小袋に入れていると揃いの作業着を着て赤白のポールを持った男二人に若い女子1人がやってきた。靴は革の黒い長靴だ。測量のようだ。若い女子はどのような学部を卒業したのだろうか?大変な作業だ!ぼくもつい2、3年前までは伐採や測量などの山の仕事をしてお金を得られる人たちが羨ましかったのだ。
図7.11:45 タヌキのタメ糞 何をタヌキは食べているかな?
タテハチョウの仲間にしては少し小さいチョウが枯葉に止まった。図鑑で調べたが同定できず。タテハチョウ科に間違いないと思うのだが、、、。手持ちの図鑑を調べても見当たらず。どなたか教えて!
図8.12:14 タテハチョウの仲間しては小さい
マメザクラの花がたくさん落ちている。シジュウカラの仲間が花の子房のあたりを横から突いて穴を開け蜜を吸って落としたのだ。また、アナグマが地面を掘って地中にいた昆虫などを掘り起こした跡がある(図10)。
図9. マメザクラの花が花弁がついたまま落ちている
図10. アナグマの堀り跡だ
仏果山を発つ時に出会った二人のパーティが後ろからやってきたので、道を譲る。二人はすぐ見えなくなる。その後、中年夫婦のパーティにも追い抜かれる。娘は皆早いね!っと云う。うん、でももう少し周りを見ながら歩くともっともっと山歩きの楽しみが生まれるのにと思う。
エビネが数か所にたくさんある斜面の道を歩きながらときどき斜面を登ってエビネの花芽の状態を見た(図11)。地中から筆の先のような花芽を2センチ程伸ばしている。2週間後には綺麗な花を咲かせていることだろう。
図11. エビネの花芽が少し出ている
バス道路の方からひっきりなしに走る車やバイクの音が上がってくる。ミミガタテンナンショウは花を咲かせている(図12)。
13時43分に土山峠に出た(図13)。バス停で宮ヶ瀬方面に行く時間をみると22分だ。後30分近く待たなければならないので、即歩くことにする。トラックが通ると引き込まれそうになる。娘は早い早い、50メートルくらいの距離だったのが、100メートル以上引き離されとうとう姿が見えなくなった。駐車場の近くでニガイチゴの花(図14)を撮り、車に着いたのが14時20分だった。車に乗りこみ、帰りは娘が運転だ。エンジンを掛けたら乗ろうとしたバスが走っていった。
帰ってきてすぐ風呂を沸かし、拾ってきたたくさんの糞を庭の水道栓のところに持っていき、袋の中に水を容れて明日の糞洗いに備える。
図12. ミミガタテンナンショウが咲いている
図13. 土山峠着
図14. 駐車場付近のニガイチゴの花

2 件のコメント:

  1. こんばんは、ACたんぽぽと申します。
    いつも投稿を楽しみにしています。
    蝶々はミヤマセセリかと思います。

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  2. ACたんぽぽさん
    お久しぶりです!
    上腕骨の顆上孔の事を教えてもらいましたネ!
    この小さなタテハチョウのようなのはミヤマセセリとの事。
    早速、手持ちの「カラー自然ガイド4)日本の蝶1(保育社)」で、見ました。
    あった!「タンポポ・タチツボスミレなどの花を吸蜜するほか地面や枯れ葉などにとまって日光浴をする習性が強い。終齢幼虫で越冬する」とあります。
    この個体はミヤマセセリのメスのようですね。
    しかし、セセリチョウの仲間だとは全く思いもよりませんでした。
    凄く頭が硬くなっているんだ!
    ありがとう。またまた感謝いたします!

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