昨日、久しぶりに「丹沢サル観察し隊」の自然探索歩きを行った。集まったのは8名。伊勢原駅北口前の3番バス停前に集まり、8時40分発の七沢行に乗り、広沢寺温泉入口までの約40分間をバスに揺られた。バス停から明るい春の日差しの中を歩き、広沢寺温泉無料駐車場の隣の愛宕大権現の所から登った。
図1. 10:36 出発前の集合写真
神社の横を登り始めてすぐシカ柵のゲート開ける。ここからずーと登りだが、すぐ尾根に着く。
図2. 10:52 尾根の道標
図2'. 道標から見城山頂へ向かう 写真はTさんより
見城山頂への平な道を行く。木の根が出ていて、ちょっと歩きづらい。尾根を進むと登りになる。ぼくは、シロダモをストックで指して、この木はシカが食べないから蔓延っている。さらに花が咲いているオニシバリを指してこれもシカがたべないと云う。
図3. オニシバリ
まだ、身体が慣れてないので、結構キツイ。昨年の台風19号で家の屋根を吹き飛ばされた鴨川で農業をしているIさんが冗談半分に「これはハイキングではない!」っと叫ぶ。
木の根の間にテン糞を見つける。皆に先に行ってもらう。
図4. 11:00 テン糞1
図5. 11:17 テン糞2
見城山頂の手前の見晴らしの良いところで休んでもらう。天気が良くて暑いくらいだ。皆が休んでいる奥の方にボケのような赤い花が咲いている。が、白い蕾もある。同じ園芸植物のようだ。この木は何だろう?
図6. 11:38 元気なIさん
図7. 気になった花木
図8. 休憩する 温かくて気持ちが良い!
たっぷり休憩して出発。すぐ、見城山で、日陰なので少々風が冷たいのですぐ離れる。日向山まで歩き。そこでお昼とする。ぼくはお湯を沸かしてインスタント味噌汁とオニギリを食べる。13時になったので出発することにする。ケニヤでサバンナの動物のガイドしているKさんがスマホで全員の集合写真を撮ってくれる(図9)。
図9. 日向山で昼食後、全員の集合写真
日向山で身体が冷えてしまったが、歩き始めて温まる。Iさんがヤママユガの繭玉を見つける(図10)。
図10. ヤママユガの繭
日向山を下りて、梅ノ木尾根との鞍部で、日向薬師からの道との出合になっている道標があるところで、二人連れが道を訊いてくる。坊中の方へ戻りたいが、道が滑りやすいので、キャンプ場の方へ行けるかどうか不安なようなだ!「大丈夫です。ただ、沢までの下りがジグザグで少し滑るかも知れない」と云う。凄く丁寧な言葉遣いでお礼を言われる。坊中への道が滑りやすい?そんな筈はない筈だと思うが、、、。何だか、彼らの事が心配になり、梅ノ木尾根を登らないで彼らと同じ道を行くことにする。斜面に沿ったトラバースの道が続く、ハイキング気分だ。沢に下りるジグザグの道の所で二人連れがいる。彼らは沢の上流へ行こうとしているので、「道はこっちですよ!」と声を張り上げる。
沢を渡り、間もなく道は二手に分かれる。二人連れは上の舗装道路を行くと云う。結局、ぼくらも陽が当たり温かい舗装道路を行く。
図11. 陽が当たって輝くキブシの花
図12. 大沢の右岸の土手のミヤマシキミの花
大釜弁財天に着く。皆、大岩の中にある弁財天を覘く。弁財天の道路際にコンクリートの上にテン糞3を見つける(図13)。
図13. 14:12 テン糞3
ロッククライミングの練習場となっている所にやってくる。尾根歩きで人には会わなくてもここはいつもロックをする人たちで賑わっている。
図14. 14:20 ロッククライミングを楽しむ人々
黄色のヤマブキの花が2輪さいていた。また、マメザクラも咲いていた。大沢沿いではシートを広げてお昼を食べながら楽しんでいる人々もいる。
図15. 下向きに咲くマメザクラの花
広沢寺温泉無料駐車場の前のソメイヨシノは何ともう5、6分咲きだ。朝はまだ、数輪しか開花していなかったのに、日中の温かさで満開近くなったのだ。トイレに行って、さぁーバス停まで行こうと思ったら、男性のハイカーがバス停は何処でしょうかと訊いてくる。話しているとバスがやってくる。何と、そのバスは広沢寺温泉に入って行く。ぼくは初めてその道を行く。バスが停まっており、バス停には15時10分発とある。バスに乗り込む。
本厚木駅前の「餃子の〇〇」に入り、2階に上がり、席を二つに分けてもらい、呑む4人と呑まない4人で座る。呑む方は、夫婦とも医者で、Tさんは熱帯医学を研究しPNGやマダガスカルに出かけている、奥さんのMさんは精神科医だ。ぼくはもちろん呑む方で隣はIさんだ。3人ともビール4杯飲み、Mさんが2杯だ。あまり疲れてもいないし、すきっ腹でもないのに、餃子、ニラレバ、麻婆豆腐、エビチリ(Tさんは甲殻類のアレルギーでエビ、カニが食べられなのを忘れていた!ゴメン)、春巻きを食べる。満足!呑む席は一人当たり3千円、呑まない席は700円とのことだった。呑むと食べる量も勢いが出て食べてしまうようだ。
ちょっとぼくとしては物足りない歩きだったが、皆満足してくれただろうかか?次回は、夏前にヤリタイ。それも鴨川のIさん宅に泊まり、イノシシ鍋だ!
朝の山が敗れたことを帰宅してから知った。残念!
図2. 歩いたルート GPS上では8.6キロ
見城山頂の直下の見晴らしの良い所で、見た赤と白の花木は園芸種のホウキモモ(箒桃)であると、やまぼうしさんよりメールをもらいました。
返信削除このような園芸種が山に勝手に植え付けている人が多いのをやまぼうしさんは大変残念に思っております。
園芸種を野山に植えることは、外来のペットを野山に放すことと同じ行為であり、その地域の生態系を壊してしまうものですね。ただ、綺麗だから可愛いからと野山に植えたり、放すことを止めましょう!