2020年2月23日日曜日

パプアニューギニアのお土産 The souvenirs from Papua New Guinea!

昨日のお昼、横浜中華街で「丹沢サル観察し隊」の食事会があった。この会はぼくがサルを追っていた事で知り合ったさまざまな人たちだ。今日来たのは、ぼくの教え子のYさん、介護の仕事をしているKさん、熱帯病を研究しているTさん、大震災にあった飯館村でボランティアで何年も活動しているNさんとぼくの5人であった。
Tさんからa little something from PNGと印刷された紙袋を貰った。中にはパプアニューギニアの動物の骨が小分けされて入ってる。殆んどが有袋類のものだ。凄く嬉しい。全てが晒骨されたものだ。ぼくが手元に標本として持っている有袋類は、フクロモモンガ、ドワーフポッサムの2種類だけだ。帰宅後、すぐ2011.2.PNG Sowom とサインペンで書かれているジプロックのビニール袋を開けて、方眼紙の上に置いた(図1)。
図1. この有袋類は誰なのだろう。
a:左肩甲骨、b:下顎骨、c:頭骨上面から、d:右寛骨、e:左寛骨、f:左橈骨、g:左上腕骨、h:仙骨?、i:腰骨
図2. 頭骨底面から
図3. 頭骨左側面から
頭骨の長さは、80mmある。下顎骨の歯式は2・1・3・4かな(有胎盤類の基本的歯式は3・1・4・3だが、有袋類は前臼歯が4で臼歯が3であるようなのだ。上顎は、0・1・( 4 )だが、切歯もろとも全顎骨が破損したのかな?
さぁー、今夕までにこれが何と言う動物か同定できるかな?
ニューギニアの哺乳類でネット検索したがダメなので、Mammal in New Guineaでやったら、パプアニューギニアの哺乳類のリストまで出てきたので、なんとか同定してみよう。さらに貰った袋を調べていたらコウモリと書かれた小袋に歯がたくさん入っている。オオコウモリの歯だ!ネコの歯くらい大きい。さらに、イノシシの下顎骨も見つかった。ニューギニアの哺乳類は有袋類の他にコウモリやイノシシなどの有胎盤類も生息しているんだ。もちろん、ドブネズミもいるだろう。

1 件のコメント:

  1. これはオオコウモリの仲間だ!
    PNGの土産だから有袋類だとばっかり思っていた。
    が、今、突然、オオコウモリだと閃いた。
    間違いない。
    ただ、何コウモリかはこれからだ!

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