25日の伊勢沢林道歩きの目的は、熊ノ平の焼山沢右岸の尾根でタヌキ糞を見つけることであった。2月14日に伊勢沢林道でオスジカの滑落死体を見つけた。が、林道で拾ったテン糞10個にはシカの死骸を食べたと思われる糞が無かった。テンは腐肉は食べないが、タヌキなら食べているだろう。付近のタヌキ糞を見つけてシカの腐肉を食べているか否かを確かめたいと思ったからだ。
図1. タヌキのタメ糞
哺乳類の毛だらけのコインを乗せた糞塊(図1)は拾わずに、緑の葉の左上の最も新しい糞塊と左の糞塊を拾ってきた。内容物は、キブシの種子、腐葉砕片、昆虫翅・外骨格・肢、大型哺乳類剛毛(3cm以上)、砂泥であった。最も多かったのが昆虫翅・外骨格・肢と腐葉砕片であり、それに長い剛毛が絡まっていた。
タヌキ糞とオスジカの死体まで直線で1.5キロくらいしかない。ADWによるとタヌキの行動域は2.8~200haだ。そうなると少なくても、あの滑落のオスジカの死骸も食べたと思われる。
図2. 熊ノ平までのルート図
赤〇はタヌキ糞(図1)、緑〇はカモ糞(図2)、茶〇は2月21日のオスジカの滑落死体の場所
図3. カモ糞
水洗いすると殆んど跡形もなく0.5mmメッシュの茶漉しから流れおちた。僅かに植物繊維質が残った。もう、これで確実にカモ糞は現場で見分けることができる。カモ糞は恐らく雨に当たればその場から消えてしまうだろう。しかし、カモ糞は鳥糞特有のあの白い尿酸が表面についていないんだ。どうしてなのかな?どなたか教えて!
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