2019年9月30日月曜日

庭の秋 The autumn of my backyard

我が家の夏の庭はヤブ蚊が多く、夏に庭に出るには、手、腕、顔、首筋に蚊避けを塗り、長袖、長ズボン、長靴に帽子を被らなければいけない。丹沢山麓を歩いてヤブ蚊に悩まされたことは無いが、何故かヤブ蚊は山よりも街の草木の多い公園に多いと思われる。
庭の木々の枝に吊るしてあるラン鉢に週に一回は水をやる必要がある。この為に、毎回重装備とならざるをえないのだ。
あんなに暑かった日もいつの間にかコオロギたちが鳴く初秋となってきた。水遣りしているとタイワンホトトギスが背を伸ばしてムラサキシキブの枝の上に顔を覗かせていた(図1)。ムラサキシキブの根元にはミョウガの花が咲いている(図2)。我が家のミョウガは涼しくなると花を咲かせる。できれば、冷えたソーメンを食べる真夏に咲いて欲しい。
図1.タイワンホトトギスの花
ミョウガは他にも見つかり10個ほど採った。このミョウガを刻んでナス、キュウリ、キャベツの一夜漬けに混ぜ込んで漬けると美味しい一夜漬けができる。さぁー、これから作るかな!今は一夜漬け用の簡易漬物器があるので、今、着ければ今夕のウィスキーの摘まみになる。昨夕はイカの塩辛を作ったので、楽しみだ!
図2.ミョウガの花

2019年9月29日日曜日

ラグビーワールドカップと親父の思いで! Rugby World Cup and my Father's Memories!

ラグビーワールドカップの日本対アイルランドを見続けた。前半はアイルランドの力・強さが見えて、後半は大きく引き離されるだろうと思って見ていた。しかし、アイルランドはアウエーの日本の応援と、気温にヤラレタようで足が止まった。もし、これが欧米の国で開催されていたなら、日本は負けたかも知れない。
しかし、アイルランドの主将もヘッドコーチもノーサイドの弁では、アウエーの不利な条件の事を少しも口にしなかった。紳士だ。
ラクビーはTVが子供の頃我家に入った頃から、いつも親父がNHK教育TVで見ていた。ぼくは仕方なく白黒のTV画面のラグビーを見た。親父は高校の花園、大学選手権、大学トップとの日本選手権を欠かさず見ていた。
親父は師範学校時代にラグビーをやっていたようで、ラガーシャツを着てグランドで肩を組んでいる写真があった。冬になると寒さで肩が痛くなり、ウサギの毛皮を肩に当てていた。スクラムを組んでいたのだ。大正元年の1912年生まれなので生きていれば107歳だ!
今、親父が生きていれば全ての試合を録画をして見ていることだろう。今年の暮れは帰省してラグビーワールドカップの事について親父に報告したいくらいだ。ラグビーの人気が出てきたので嬉しい。
日本対アイルランド戦後半でトライした Yahoo JAPANから

2019年9月28日土曜日

タヌキ糞とテン糞の内容物 The scats' contents of racoon dog and marten.

先日25日の土山峠・宮ヶ瀬尾根・堤川林道のルート(図3)で見つけ拾ってきた食肉目の糞はタヌキ糞とテン糞の1個づつであった(図1&2)。タヌキのトイレ痕(タメ糞場)は6,7カ所にあったが、図1の場所を除いて、糞塊はほとんど糞虫に地中などの運ばれて地表には残っていなかった。テン糞(図2)を見つけられたことは、いよいよこれからは涼しくなるので、飛び回る昆虫たちが減るので、もっと糞発見率が高くなるだろう。
図1.タヌキ糞
内容物:サルナシActinidia arguta果皮・果肉・種子、腐葉砕片、昆虫脚
図2.テン糞
内容物:サルナシActinidia arguta果皮・果肉・種子
タヌキ糞やテン糞の内容物は、サルナシの果皮・果肉・種子であり、タヌキ糞に1個の昆虫の脚が入っていた。タヌキは先日の台風15号の強風で落下したサルナシの果実を拾い食いし、テンは木の登って食べたものだろう。これからさらに秋の木の実食いが主流になっていく。
図3.タヌキ糞とテン糞のルート上の位置

2019年9月27日金曜日

新ショウガをウィスキーの肴に! New ginger as the relish for whisky!

知人のN.Kさんが畑で採れたばかりのショウガを持ってきた。このショウガを洗って、このまま生味噌をつけて食べるは酒の最高の摘みだ!
あるいは、このショウガを薄切りにして甘酢に漬けて食べても旨い。もちろん、下ろして蕎麦の汁に容れると味が一段と引き立つ。
昨日は、釧路の妹から醤油につけたイクラの瓶詰なども送られてきて、嬉しい限りだ!もちろん、ウィスキーの摘みとしてノリに挟んで食べた。 
図1.採りたてのショウガ
さぁー、これから宮ヶ瀬尾根で拾ってきた糞洗いをしよう。涼しくなってきて庭のホトトギスの花も咲き、虫たちも鳴いている。来週からは専門学校の後期が始まるので、その用意もしなくてはいけない。今年も残りは3ヶ月余りしかない。何だか残りの月日時間を気にするようになった。嫌な事だ!

2019年9月26日木曜日

宮ヶ瀬尾根歩き  Trekking in the Miyagase Ridge

昨日は朝5時半頃に家を出る。大棚沢広場の駐車場に着いたのが6時40分。そこから土山峠まで歩く。この県道64号線の歩きは好きではない。大型トラックや通勤の車が轟音を立てて行きすぎる。トラックが通り過ぎると凄い風圧なので、帽子を押さえる。30分くらいで土山峠だ。辺室山への登山口から入ってすぐ湖岸道路を歩く。まったく動物糞を見つけることができず。
7:39 湖岸道路の終点にある道標に倒木が覆っている(図1)。この倒木は先日の台風の強風に因るものだ。まだ、青い葉が出ている。
図1.湖岸道路終点の道標
道標の前で小休憩だ。対岸の歩いてきた道路を走る車の音が聞こえる。水を飲んで一息ついたので倒木の下を潜り、経路を歩く。最近はこの経路を歩く人が少ないようだ。新旧の枯れ枝が路を覆う。ピーク525をへの路を止めて、ピーク617の猿ヶ島への尾根を登る。
図2.対岸の革籠石山方面を望む
7:52 タヌキのタメ糞だ!でも大半の糞が糞虫に地中に運ばれている。7,8ミリ径の穴が開いている。残っていた糞をゲットだ!
図3.タヌキのトイレ
8:19 倒木だ(図4)。これも先日の台風に因るものだ!
図4.尾根上の倒木
8:50 これは木が根本の辺りで折れている。中が空洞だったのだ(図5)。テンなどの隠れ家になりそうだ。
図5.強風で折れた中が空洞の木
8:55 また、倒木だ。幹がしっかりしていると根こそぎ倒される(図6)。
図6.根こそぎ倒れる
9:12 タヌキのトイレの痕だ!糞は全て運ばれてしまっている(図7)。
図7.タヌキのトイレ痕
9:16 カモシカの角砥ぎの痕だ。このような太い幹のスギの木にするのは珍しい。
図8.カモシカの角砥ぎ
9:22 ピーク617の猿ヶ島に着く。この案内札は昨年11月には無かった筈だ。 
図9. ピークを示す札
この猿ヶ島に到着すると必ず、下のハリギリの幹に座って休憩し、写真を撮る。それにしてもこのハリギリは面白い成長をしている。休んでいると風が冷たく感じる。秋の風だ!
図10. セルフィー
猿ヶ島から宮ヶ瀬尾根を南下する。倒木や古いシカ柵のバラ線が煩わしい。
10:01 大きなサルノコシカケだ。
図11. サルノコシカケ
10:18 これはイノシシの糞だ。木の根を食べたのだろう。糞粒が固まっている(図12)。
図12. イノシシ糞
10:26 おー!テン糞だ!サルナシを食べているのかな?果皮が判る。
図13.テン糞
10:30 岩場のピーク(ほぼ600)を巻こうと上を見ると何か下がっているので、写真を撮ってみると宮ヶ瀬尾根と書いた札が付けられている(図14)。この札を取り付けた人は猿ヶ島の札を取り付けた人だろう。ここからは堤川林道とハタチガ沢林道の出合いになる場所までもうすぐだ。
図14. 岩場のピーク
林道出合いの場所に着き、堤川林道へ下る。途中の植林が切れた場所から鍋嵐方面をみる。今度時間がある時に鍋嵐にゴジラ尾根を歩いて行こう。でも、県道70号線側からは橋が渡れなくなっている。
図15.10:57 鍋嵐方面を望む
スギの間伐が行われたようだ。真っ直ぐ尾根を下るのは間伐材が置いてあるので、大変だ。ジグザグの経路を下ることにする。この経路は台風の被害ナシ。
11:22 林道に下りたって暫く歩いているとシカ糞だ!
図16.シカ糞
スマホでジオグラフィカの地図と現在地を見ながら歩く。確かバスの時刻は20分前後だ。土山峠から仏果山登山口までバスに乗ろう。この林道も土砂崩れや倒木が多い。バスは22分だった(図17)。30分も早く着いたので、辺室山方面への階段を登ったところで休む。
バスは24分頃きた。乗客はぼくを含めて二人、運転手は女性だった。
図17.バス停土山峠時刻表
帰宅して、シャワーを浴び、頭や身体を洗う。テレビでウルグアイ・フィジーのラクビーを見ながら、白ワイを着て黒ネクタイを締める。暑いので、緩める。18時東小金井の葬儀場に電車で行く。T氏は61歳で胃癌で逝った。若いだけにガンの進行が速かったようだ。あー、こちらは彼よりも10歳以上も歳をとっているのに、まだ、死にそうもない。

2019年9月21日土曜日

また、咲いた! It has bloomed, again!

眩暈が何となくしなくなった。何となくと云うのは椅子から立ち上がる時もゆっくり立っているせいもあるだろう。昨日は、毎月一回は行く内科でこの眩暈の事も話してみた。この夏の暑さによる疲れだろうと云うことになった。それなら、疲れを取るとために好きな果物を食べる生活に戻そう。高血圧で炭水化物の他に果物まで注意を受けていたのだ。

我が家の駐車場横に植えられているテイカカズラの花が咲いている。暑かったりちょっと涼しかったりしてテイカカズラの生理もオカシクなったのかな?
テイカカズラTrachelospermum asiaticumgの花

2019年9月19日木曜日

カモシカとシカの下顎骨の違い The differences between mandible of Japanese serrow and Sika deer

丹沢山麓を歩いていてカモシカやシカの頭骨を見つける。それらが、完全な頭骨であることはほとんどない。タヌキやアナグマやネズミたちに齧られていたり、斜面を転がって一部の骨が欠落したりしている場合が多い。そこで、オスやメスに関わらずカモシカとシカの頭骨を見極める(同定しやすい)箇所を頭骨を上から見た場合、横から見た場合、底からみた場合、あるいは下顎骨の違いなどにいて夏休み中にアップしていきたい。っと述べていた。しかし、もう夏休みは終わった!が、今回で責任を果たせた。

両者の下顎骨の一番の違いは、切歯や犬歯の幅広さの違いだ。図1と図2は現場に見つけた時のまだ完全には白骨化していないカモシカとシカの下顎骨を上から見たものだ。
図1のカモシカの切歯3対と犬歯は似たような大きさで小さなスプーン状に並んでいる。しかし、シカ(図2)では、第一切歯が他の二つの切歯と犬歯を合わせたくらいの幅の広さがある。さらに、カモシカの犬歯や第三、第二切歯は第一切歯の同程度の幅広だ(図1)。が、シカでは犬歯や第三切歯は異様に幅が狭い(図2)。
図1.カモシカ下顎切歯
図2.シカ下顎切歯
カモシカやシカの左右の下顎骨を図3や図4のように木工ボンドで張り合わせるとカモシカではオトガイ孔が真上から確認しずらい(図3)。が、シカのオトガイ孔は明確に判る(図4)。
図3.カモシカの下顎のオトガイ孔 上から
図4.シカの下顎骨のオトガイ孔 上から
下顎骨を側面から見ると、下顎角(イヌでは角突起になる)や筋突起、さらには下顎低の湾曲の仕方、オトガイ孔の数なと微妙な違いが見られる。しかし、誰もが一見して判る大きな違いは側面からみた下顎枝と下顎低の角度の違いだ。カモシカでは下顎枝は下顎低と垂直(直角)になる(図3)が、シカでは100度以上の広がりになる(図4)。
図3.カモシカの下顎骨 右外側面から
図4. シカの下顎骨 右外側面から

今日は、朝から陽が射し、気持ちが良い。明日は歯医者なので今日は山に行くつもりだった。しかし、今朝も起き掛けに眩暈で、どうもダメだ。車を運転していく自信が無いので止めた。降圧剤も少なくなっているので、明日は歯医者から戻ったら内科に行って診てもらおう。
カモシカとシカの下顎骨の違いを終えたので、午後からカメラを持って散歩だ!

2019年9月16日月曜日

シカとカモシカの頭骨の違い:4)底面から  The differences of skull between Sika deer and Japanese serow. 4)from ventral view

丹沢山麓を歩いていてカモシカやシカの頭骨を見つける。それらが、完全な頭骨であることはほとんどない。タヌキやアナグマやネズミたちに齧られていたり、斜面を転がって一部の骨が欠落したりしている場合が多い。そこで、オスやメスに関わらずカモシカとシカの頭骨を見極める(同定しやすい)箇所を頭骨を上から見た場合、横から見た場合、底からみた場合、あるいは下顎骨の違いなどにいて夏休み中にアップしていきたい。(ごめん!夏休みが終わった。)
カモシカとシカの頭骨の違い(同定):4)頭骨の底から
カモシカの聴胞は膨らまないが、シカのは半球状に膨らむ。
カモシカの後頭骨底部はほぼ正方形だが、シカでは台形状だ。
カモシカの上顎骨の口蓋部先端付近の幅は10ミリ以下(下北半島産のは12ミリ以下)だが、シカでは子どもでも13ミリを超える。
カモシカでは左右の翼状突起(外側板)が外側に開くが、シカでは平行だ。
カモシカでは犬歯が無いが、シカでは短い犬歯がある。
カモシカの3本の臼歯の噛面は横幅より前後幅が長いがシカでは横幅の方が長い。
図1.カモシカの頭骨底面から

図2.シカの頭骨底面から

昨日、午後4時から大塚の友人の会社で呑み会があるので出かけようと椅子から立ち上がったら眩暈だ!2、3日前から起床時にベットから立ち上がる時に軽いメマイがした。グラ~ンとしたので、断りの電話を入れた。一番最初に眩暈がして倒れそうになったのが、1994年の8月にマハレに居た時だ。その時は、立っていられないほどだった。1996年に帰国してからも眩暈がしたので診てもらうとメニエル症だと診断された。以来、難聴気味になった。今回の眩暈は、今夏の暑さの疲れが一気に出てきたのかも知れない。
それにしても先日の台風15号でまだ千葉県内の多くの地域で停電が続いている。千葉市に住む友人の所も停電・断水になったようだが、復旧した。しかし、富津市宇藤原のN氏や鴨川市大山のI氏はまだ連絡が取れない。停電・断水に加えて、この雨で瓦が飛んだり壊れた家屋を持つ人たちが気の毒でならない。

2019年9月15日日曜日

テン糞のサルナシ食いが本格的に始まる A marten began to eat the fruits of taravine.

12日木曜日に水沢橋から伊勢沢林道を歩き、音見沢橋を過ぎて熊ノ平に登り、そこから尾根を東に下って林道に出て、一回りして水沢橋まで戻ってきた10キロの行程(図3)の2ヶ所でテン糞を見つけた。二つとも内容物はサルナシで占められていた。テンの主な食物はこれから暫らくサルナシだろう。
図1.テン糞1
内容物:サルナシ種子・果肉・果皮

図2.テン糞2
内容物:サルナシ種子・果肉
図3.テン糞1①とテン糞2②のルート上の位置
8月の暑い時はほとんど動物糞は見つからなかったのに、涼しさの訪れとともに糞中類が少なくなったのか糞が見つかるようになった。糞によるフィールドサインによる動物調査は真夏は避けた方が良いかも知れない。

新しい安倍政権であの加計問題で暗躍し、加計・安倍・萩生田と3人で写っている写真もある人物が文科省のトップに任命された。もし森友学園問題の財務省の書き換えで辞任に追い込まれなかったら佐川前局長が大臣に起用されたことだろう。大臣は民間からも選べるのだから、本当にその省庁の大臣に適した人物を登用すべきだ。

今日は、午後から大塚の友人の小さな会社で学会参加で上京する友人たちとの呑み会だ。

2019年9月14日土曜日

熊ノ平へ 続)  To the peak of Kumanodaira! continued;

音見沢橋を渡らずに林道を直進したところで、休憩&朝食にした。約20分の休憩だった。スパッツを着けるべきかどうか迷っが面倒なので止めた。実は、シャガンでスパッツのゴム紐を靴底に回すのが大変なのだ。身体が硬いので、深く前屈することが大変なのだ。だから、冬にアイゼンを装着するのも一苦労する。アイゼンは必要な場所は無ければ歩けないので、身体を必死に折って前屈して取り付けることになる。
7:45 両手にストックを持って出発だ!山仕事の人たちが作ってくれた仕事道を利用する。
8:05 斜面にイグチの仲間がでている。これは、ヤマイグチに似ているがどうかな?でも、食べられるだろう。持ち帰る。
図1.黒っぽいイグチの仲間

図2.裏側の管孔も黒っぽい
6月に倒れていた木は同じように倒れている。シカやカモシカも倒木を避けて通る獣道が作られている。もちろん、ぼくも利用させてもらう。尾根には道がある。これは哺乳類ばかりでなく、鳥類やカメもが作った動物の道だ。それをヒトも利用する。しかし、ヒトがつくる自動車道路は動物が歩いたら轢死するだけだ。もちろんヒトも歩いては通れない。
山の踏み分け道はヒトも動物たちも利用する。つまり、ヒトや動物が協力して山道を作っているとも言える。

8:17 スミスネズミがクルミを食べた痕かな?
図3.クルミの食痕
8:23 このキノコは?
図4.
図5.ベニタケ科のキノコだ!
8:26 これは(図6)イグチ?
図6.
 違う、ムラサキシメジだ。食べても土臭くてぼくには美味しく感じられない。だから、抜いたところに埋め戻す。
図7.ムラサキシメジだ!
8:33 ん?これはイグチ科のアカヤマドリの幼菌かな?
図8.イグチ科
8:48 ポツポツと雨が降ってきた!今日の天気予報は曇りだったが、、、。これは、マズイと思い熊ノ平で休まずにすぐ東の尾根を下ることにする。
図9.雲が下りてきた
8:54 これは誰の跡だ!イノシシ?シカ?カモシカ?ここで寝たり、身体を擦ったわけではないようだ。獣毛は見つからなかった。
図10.誰れが土を掘った?
図11.しっかりした足跡も分からず。どうもイノシシのようだ。
この後、尾根の左側の植林地をくだって林道へでる。しかし、この伊勢沢林道へ続く新しい林道は作ってからほとんど整備されていないので、数か所で崩壊滑落している。林道に植栽されたイネ科の牧草で靴やズボンはびしょ濡れになる。もっと尾根を行ってから下るのだったと思い、尾根から下るにはどこが良いか右側の斜面を見上げながら歩く。
9:22 鞍部にあたるヘアピンカーブを曲がる。こちらも長く細いイネ科の髪の毛のような牧草に覆われている。歩き辛い!ん?真っ赤なイグチだ!傘の表面がヌルヌルする。ゲットだ。味噌汁で食べよう。
これはバライロウラベニイロガワリという少量でも猛毒で命を落とすものだと判った。文末を読んで欲しい。
図12.林道左側に真っ赤なイグチ
図13. 茎を切ると青くなった。
9:28 テン糞だ(図14)。まるでイタチ糞のように細いがテン糞だろう!
図14. テン糞2
9:32 白い花のハギだ!
図15. 全体に白い花だが、ピンクぽいのもある。
9:34 萩に続いて尾花のススキだ!(図16)
図16. 秋のススキだ!
雨が本格的になってきたので、ザック内の雨具を出そうと思うが、濡れた方が気持ちが良いと思い。帽子を被り直しただけ。
9:38 林道下の斜面にイグチだ!これは採りに行っている暇はない。
図17. イグチの仲間
10時20分に車に到着だ。幸い、途中から小降りになり、霧雨状態になった。車は雨で綺麗に洗われていた。汚れていたので良かった!雨は宮ヶ瀬では降らなかったようだ。道路が渇いている。
GPSの記録をみると、10キロ歩いたことになっているが、ぼくとしては7,8キロだと思っていた。
食べようと思って持ってきた図1の黒っぽいイグチは管孔を取ろうとしたら、1ミリくらいのウジがたくさん埋まっていた。そのまま庭に捨てた。図12の赤い大きなイグチは管孔を取り外すと、青くなり、水に浸すと水が綺麗な青いインク色になった。このまま味噌汁だと色も悪くなると四つ切にして煮た。煮汁は鰹節で出汁をとったような薄褐色になり、キノコの傘の赤色は褐色になった。今夜このキノコと大根おろしの味噌汁にしよう。先ほど、湯掻いて色が薄い褐色なった煮汁をシンクに流す時に匂いを嗅いだら良い出汁の効いた匂いではなく、これまで嗅いだことがないキノコの汁の嫌な匂いだ。で、昭和45年発売の清水大典他著「原色きのこ」家の光協会を見た。ウラベニイロガワリに類似する。で、ウラベニイロガワリをネット検索するとバライロウラベニイロガワリが出てきた。これだ!なんと猛毒だ!捨てよう!今、庭に捨てた。イグチを煮たナベを洗いなおそう。
図18.歩いたルート