4月19日の伊勢沢林道歩きで拾った8個のテン糞の内、5個からネズミ亜科の動物の歯や骨がでてきた。ぼくが歩く丹沢山麓のネズミ亜科Murinaeのネズミたちは、アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミが生息している。手持ちの確実なネズミ亜科の骨標本は、アカネズミだけであり、カヤネズミを持っているが全て兵庫県の西尾ゆうこ氏から送っていただいた乳児のものであり、ヒメネズミと思われるものももっているが、拾って時に既に頭部が潰れていたのでアカネズミかどうかはっきりしない。
そのため、糞中から出てきた骨や歯については、全て単に大きさだけから判断した。
テン糞6からはアカネズミとカヤネズミの歯を思われるものが出てきたが、見てのとおり臼歯や切歯の大きさが随分違う。全て、一応手持ちのアカネズミの標本に合わせて判断した。
テン糞1から出てきたカヤネズミの骨や切歯
A:大腿骨、B:頸椎、C:上腕骨、D:下顎切歯、E:上顎切歯、F:尺骨、G:大腿骨
テン糞3から出てきたヒメネズミの骨とカナヘビの歯
A:尺骨、B:頸椎、C:尺骨、D:橈骨、E:カナヘビの歯
テン糞4から出てきたネズミの骨と臼歯
A:胸椎、B:大腿骨、C:寛骨、D:肩甲骨、E:尺骨、F:橈骨、G:胸椎、H:肋骨、I:第一臼歯
テン糞6から出てきた小鳥の足5個と2種類のネズミの歯や骨
A:小鳥の足、B:大腿骨遠位、C: 、D:左下顎骨と第一臼歯、E:明けネズミの左右上顎切歯、右下顎切歯、臼歯、E':カヤネズミ上切歯、F:カヤネズミ臼歯と左下顎切歯
テン糞8から出たヒメネズミの歯と骨
A:下顎骨、B:第一臼歯、C:左右の上顎切歯、D:左下顎切歯
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