2019年4月3日水曜日

テンたちのヤブツバキの花芯食い Eating Camelia's flower ovule by marten

4月1日にMaruさんと歩いた伊勢沢林道で拾ったテン糞の中で、いくつかの糞からヤブツバキの雄蕊の葯や花糸などが多数出てきた。
森は、マメザクラが咲き、ヤブツバキの木もたくさん花をつけていた。
テンたちはそのヤブツバキの花芯食いを始めたようだ。
テン糞④
キブシ種子・果肉果皮、ヤブツバキ雄蕊の葯多数・花糸、ノウサギ毛多数・骨片、カマドウマ脚
図1.ヤブツバキの雄蕊の葯
図2.ヤブツバキの雄蕊

テン糞⑪
ヤブツバキの雄蕊の葯・花糸多数、キブシ種子、サルナシ種子、腐葉砕片、小哺乳類毛
図3.ヤブツバキの雄蕊
これまで、ヤブツバキの花芯食いは7例見つかっているが、1例だけがハクビシンの糞と他はテンである。タヌキやアナグマは木に登れないのでヤブツバキの花は食べることができない。
一昨年冬に専門学校で見つかったハクビシン糞にもツバキの雄蕊の葯が入っていたことがあった。ツバキの花食いはハクビシンとテンの特権かもしれない。

これから、横浜でアフリカ時代の知人たちとの呑み会だ!

0 件のコメント:

コメントを投稿