2019年4月22日月曜日

テン糞8個の内5個はネズミを食べたもの Five of eight marten's scats are ones that ate mice.

  4月19日に伊勢沢林道を歩いて途中から焼小屋沢右岸の尾根に入った。テン糞8個は全て音見沢橋までの林道で見つけた(図1)。テン糞8個の内、5個(①、③、④、⑥、⑧)からネズミ亜科のカヤネズミ、ヒメネズミ、アカネズミの切歯や臼歯、骨を思われるものがあった(下記、表1)。③ではカナヘビとヒメネズミ、⑥では鳥の足とアカネズミとカヤネズミと思われる切歯、臼歯、骨が出てきた。
  テン糞①から⑧までの距離は直線で800mくらいある。その間に見つかったテン糞には3種類のネズミ亜科の動物の歯や骨が見つかった。これらの詳細については別にアップしたい。

  先ずは、19日の歩きで見つけたテン糞8個とタヌキ糞を見てもらう。
図1. 19日のルートと糞位置

7:23 テン糞1
キブシ種子・果肉果皮、昆虫外羽・外骨格・肢、カヤネズミ毛・上切歯・左右下切歯・尺骨・骨片、ムカデ6センチ外皮

7:28 テン糞2
キブシ種子・果肉果皮

7:35 テン糞3
ヒメネズミ毛・尺骨・橈骨・骨片、カナヘビ鱗・歯・骨片

7:40 テン糞4
ヤブツバキ雄蕊葯、カヤネズミ?毛・肩甲骨・左右尺骨・橈骨・骨片・第一臼歯

7:42 テン糞5
キブシ種子・果肉果皮、昆虫脚

 7:44 テン糞6
キブシ種子、アカネズミ毛・左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯2、カヤネズミ左右上顎切歯・下顎切歯、臼歯10、羽毛・軸・足爪5個・骨片、直翅目産卵管

7:55 テン糞7
ヤブツバキの雄蕊・葯・花糸、昆虫脚

7:57 テン糞8
キブシ種子・果肉果皮、ヒメネズミ?毛・下顎骨・切歯・臼歯
9:25 タヌキ糞
キブシ種子・果肉果柄、サルナシ種子、腐葉砕片、節足動物脚・外皮

表1 糞内容物 
詳細は上記の個々の糞の項に記載

キブシの果実食いは今月で最後になるかもしれない。これからは、ミズキなどの花食いの季節になり、6月にはヤマグワやキイチゴなどの実食いになるだろう。動物食では、ムカデやカマドウマが増えるだろう。

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