26日の伊勢沢林道から音見沢左岸の尾根を登り詰めて、焼山方面から南東に走る尾根に出てから、尾根を下って、音見沢橋のところから伊勢沢林道と分れて登ってくる林道に出た(図7)。
昨日は雨だったので、糞洗いはできなかったが、一昨日は尾根歩きをしてから拾ったタヌキ糞3個とテン糞15の糞洗いをした。
で、テン糞15の内容物がおもしろかったので、それをアップしたい。
図1. 11:56 テン糞15
不明種子、キブシ種子、サルナシ種子・果肉・果皮、腐葉砕片、ヤマネ毛・骨片・左下顎骨・臼歯、トカゲ歯
図2. 不明種子
これまでに見たことあるようなこの種子、何の種子なのか不明である。鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」誠文堂新光社を見たが探せなかった。
図2の不明種子の他にキブシやサルナシの種子、さらにはヤマネとトカゲ?(ニホントカゲとカナヘビの歯は類似しているので同定は難しい)の歯が出てきた(図3、4)。
ヤマネの臼歯と見つけた時にすぐ判った。それはアカネズミの臼歯と比べると咬面の凹凸が少ないからだ(図5も参照)。
図3.トカゲの歯(左)とヤマネの臼歯4個と左下顎骨
図4.ヤマネ左下顎骨
この下顎骨の歯根が抜けた穴でもアカネズミではなくヤマネ科だと解る。
図5. 臼歯の咬面
これはネズミ亜科の動物の咬面とは違うことが解る。咬面の凹凸が少なく、咬面の全面が正方形上なのがある、ネズミ亜科ではない。
下は、他のヤマネとトカゲの骨片だ。糞を水洗いした残差の全ての骨片の取り出したわけではない。
図6.ヤマネとトカゲの他の骨片
図7.歩いたルートとテン糞⑮とタヌキ糞①、②、③の位置
なお、今回のGPSの軌跡は出発地点の水沢橋ゲート前から音見沢橋間のはメチャクチャとも云える程だ(図8)。こんなに狂ったのは初めてである。歩いた距離は13Kmとなっている。しかし、伊勢沢林道から離れて山に入るとほぼ正確な軌跡となっている。何故、このような事が起こるのだろう。電波障害でもあったとしか思えない。
図8.水沢橋から伊勢沢林道を歩いたGPSの軌跡
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