2019年2月2日土曜日

身内と他者の区別 The discrimination between relative and otherness

火曜日、学校からの駅まで行く通りにある小さな本屋で司馬遼太郎の新選組血風録を買った。電車の中で読み始めていたら、「ん?読んだかな?」っと云う思いがして、帰宅して寝室の本棚を見たら前に買ったのがあった。司馬遼太郎の本を含め、2冊目、3冊目というのが結構ある。
水曜日、学校の帰路、葛西駅で高校の同期のG君と会い。呑んだ。彼から松浦武四郎のアイヌ人物誌を紹介されたので、ネット注文し読んだ。

新選組血風録では、新選組の者たちが幕府に反する思想を持つ人たちを斬る。新選組の仲間でも近藤・土方の考えに反するものは斬る。
アイヌ人物伝では、日本人がアイヌの人たちに対し嬲り殺しのような対応をする。人を人とは思っていない。

ヒトはサル的な時代から持ってきた行動をさらにエスカレートした形で身内以外の者に対して、敵対行動を強める。
血風録では思想的他者を排除し、人物誌では民族的他者を排除する。
どうして、こうもヒトは身内以外の他者を区別し、差別し、排除するような行動をまだ持ち続けているのか? サルからヒトへ進化の階段を歩んでいる筈なのに、、、、
このような身内と他者の区別が、〇〇ファーストという事でますます先鋭化してきているのが今の時代ではないだろうか?恐ろしいことだ!
松浦武四郎のアイヌ人物誌と司馬遼太郎の新選組血風緑

庭の梅の花がこんなに咲いた。
花に近寄ると甘酸っぱいような花の香がする。
早く春よ来い!
 我家の庭の梅

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