2018年12月5日水曜日

日本の鳥・哺乳類の糞分析に必要な図鑑ー草木の種子と果実734種ー  The picture book -Fruits & Seeds of Herb and Tree-

ぼくがこの5,6年もっとも頻繁に見ているのはこの図鑑だ!
だから、ページが数か所で剥がれ落ちるまでになっている。
この図鑑がリニューアルされて、種類数も増えたのだ。
この図鑑とは、
鈴木庸夫・高橋 冬・安延尚文 共著「草木の種子と果実」誠文堂新光社

以前は632種だったのが今回の増補改訂版は734種だ!
何と102種も増えている。以前のものには、マタタビ科にはサルナシだけであったが、今回はマタタビの種子と果実が加わった。
増補改訂された「草木の種子と果実」
果実と種子に興味を持つ人にはもちろんの事、日本に生息する鳥類や哺乳類の食べ物を知るために糞の内容物を分析したい人たちにとってはきっと手元に置いていつも調べたい図鑑になるだろう。
鳥糞ばかりでなくテンやタヌキ、クマなどの肉食動物の糞の内容物の大半が周年を通じて果実を食べたことによる種子と果肉・果皮だからだ。
自分で調査地域の種子標本を全部集められないような卒論生ばかりでなく、野山を歩いて鳥や動物たちの糞を見つけて、鳥や動物たちが何の果実を食べたのかを知りたいなら、この図鑑が大きな助けになる。

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