2018年10月14日日曜日

カラスウリが無くなっていた! The Karasuuri pepo had been disappeared. 

8日(火)に境川沿いを散歩した時に横浜側の畑脇の防風林に絡まっていたカラスウリTrichosanthes cucumeroidesがこのところの涼しさでさぞかし赤くなっただろうと楽しみにして、昨日(土)の午後に散歩に出掛けた。
が、カラスウリは1個も無かった。手の届くような低いところにぶら下っていたので、生け花の飾りにでもしようと思ったどなたかがツルごとひっぱって持って行ったのだろう。残念!でも、仕方がない!
図1 10月8日の境川沿いのカラスウリTrichosanthes cucumeroides

昨年は2メートル以上の位置にあった(図2)ので、そのまま残りタネがこぼれて今年も出たと思われる。来年は、ダメかな?
図2 昨年11月11日の状態のカラスウリ
 このカラスウリの種子は奇妙な形をしている。もう、40数年くらい前の夏に千葉でサル調査があった。その時に、サル糞の中にこの種子があったので、「サルはカラスウリを食べたんだ!」とそこで調査しているT.I.さんに云って、まだ熟していない青いカラスウリを割って種子を取り出して見せて得意になったことがあった。

カラスウリに似ているが、赤くならないし丸くなるキカラスウリTrichosanthes kirilowii var.japonica
という同じ仲間のものがある(図3)。これは種子が違う。サルは夏にキカラスウリの果実も食べる。しかし、今まで、テンやタヌキなどの食肉目の糞からは両方の種子は見つかったことがない。

図3 伊勢沢林道でキカラスウリ 2011年1月

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