2018年3月30日金曜日

自然探索で見つけたモノ  Interesing materials that were find out in our nature searching

26日に湯河原・真鶴の片浦林道を野生生物探検隊で歩いたときに見つけたモノをアップする。
カンスゲの花が咲いていた。が、林道側の兎が背伸びすると食べられそうなカンスゲが根本付近から食べられていた。湯河原はまだまだ下草が多いのでノウサギは丹沢に比べると圧倒的に多いのだ。空を旋回していたオオタカ?もノウサギが目当てだろう。
ノウサギがカンスゲを食べた痕

今回も、隊の皆さんから教えてもらったものが多いが、その一つにヤマグワの枝にぶら下るクワコの蛹の抜け殻だ。
ヤマグワの木にぶら下っていたクワコ
クワコはカイコガ科の原種のようで、クワの葉を食草としている。中国でクワコが家畜化されて絹糸をつくるカイコになったようだ。一度、見つけたら次々に見つかり、丹沢でもヤマグワの実が生る時には幼虫が葉を食べている時期だから、注意して歩こう。
カイコガの原種のようだ

2~3メートルくらいの丈のササ(やまぼうしさんによるとハコネダケというようだ)が密に繁茂する場所にカヤネズミの巣があった。西尾ゆう子さんのカヤネズミの巣の記録(https://www.hyogonacs.jp/の「兵庫いきもの図鑑」をクリック)
を見なければ鳥の巣が崩れたものとしていただろう。
西尾ゆう子さんの記録によると、カヤネズミの巣は地面に接したところにもある。ぼくらは多くのカヤネズミの巣はその名前からカヤバにしかないだろうと思っているが、水田にも、ワルナスビにも巣を作っている。
カヤネズミの巣が転がっていた

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです。
    この巣なのですが、うーん、ウグイスではないでしょうか。カヤネズミの場合、ササにも造るのですが、葉をもっと裂くと思います。ただ、最近、アカネズミも地表部に営巣するのではないか?という報告があり、地表部での営巣をめぐってはいろいろと新事実も出てきたようですね。アカネズミの巣ではないか?という報告例はこちらに(スクロールして中ほど。九州の久住高原での発見例らしいです)
    http://www.kuju-ecomuseum.org/

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  2. bluetittitさん

    あ!お久しぶりです。
    そうですか!カヤネズミがササに作った場合は葉をもっと裂くとのこと、アカネズミも地表部に営巣する?らしいとのこと、、、。ウーン、まだまだ動物はこれからも新事実が見つかりますね。
    早速、久住高原の発見例を見てみますね。

    コメントありがとうございます。
    元気で野山を歩き、静かに机に向かっている姿を思い浮かべております。

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