昨日は、専門学校の年度末の試験があった。
学校は、動物関係なので学校の教務スタッフの方々も動物好きだ!
先日、エ!と驚くようなアリを見せてもらった。
そこらにいるクロオオアリの何倍も大きなサシハリアリParaponera clavataと云うやつで、もちろんぼくは初めてお目にかかる。
このアリが入っているケースの下の方に、このアリが生んだ幼虫が4、5匹いる。つまり、このアリは女王になるアリだ。
このアリに噛まれると銃で撃たれたように非常に痛いようだ(そのため英名をBullet ant)。ぼくが驚いたのはその値段である。一匹5万円と聞いて何度も聞き直してしまった。
このパラポネラを自分の机の上で飼っているTaさんは、さらに、下のようなケースに入ったアリを飼っている。
上のアリの巣を見ていたら、二つのケースは透明の管で繋がっている。さらに、左の方の餌を容れたケースまで管で繋がってアリが行き来している。
このようなアリの飼育ケースまで売りに出されているんだ?
さらに、アフリカツメガエルXenopus laevisのメス2匹を机の横に置いて、愛玩しているスタッフもいる。これは、Nakajiさんで、ぼくがいつも世話になっている野生動物専攻の担任だ。
洞窟にいるオオゲジゲジやヒルをペットとして大事に飼っている学生がいたり、ぼくとしては”エ!”っと驚くような動物を飼っている人たちがいる。しかも、何万もするお金を出したり、CITESの登録票の譲渡手続きまでして問題となるような動物を飼う。
同じように植物の世界でも珍しい植物を育ててている人たちがいるのだろう。
今では誰でもが簡単に温度や湿度管理ができるので、ますます珍しい動植物を飼う人たちが多くなるだろう。そういう人たちによって動植物の生理や行動、生活史などで多くの新知見が発見されていくことだろう。
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