2017年8月1日火曜日

この実は? What are these fruits?

先日Mさんと魚止橋から早戸川流域を散策した時、いくつかまとまって落ちている果実があった。サルナシとアケビの実である。サルナシの実はまだ少し小さいかな?と思うくらいだが、落ちて柔らかくなった実は食べた。もちろん、甘くなっている。アケビの実はまだまだ小さく第一関節より先のぼくの親指くらいしかない。
Mさんとサルナシやアケビの実はどうして落ちているのだろう?強い風が吹いて落ちたという訳でもなさそうだ。
チョッキリの仲間が中に卵を産んで落としたのだろうか?っとアケビやサルナシの実をながめ回したが、実の表面に穴が開いているわけでもない。
またまた、今度は小さな果実がおちている。この果実、ん?キブシの実かな? 風で落ちたとは思えない。サルナシもキブシ?の実も動物が採食の時に落としたのだろう。っと考えたが、どうだろうか?
林道に散らばっていたキブシ?の実

サルナシの実とキブシ?の実を写真に撮り、キブシの実してはちょっと感じが違うので持ち帰った。
サルナシとキブシの実?

キブシの実に少し似てはいるが割ってすぐ違うことが分った。強い刺激臭がある。この果実、持ち帰ってから3日めに黒ずみ、縦に5つの稜をもち、各稜に一つの大きな種子が鞘に納まっている。さらに、この果実を割った時にサンショウの実よりも数倍強い刺激臭がある。あの辺りにイイギリがあったが、イイギリの種子は小さく2mくらいの大きさだ。
割ると強いサンショウの実のような刺激臭がある

ん?もしかしてキハダ?キハダなら種子標本を持っている。照らし合わせるとキハダの種子そのものだ。
このキハダの実は北海道のヒグマが大好きなようなので、丹沢のツキノワグマやテンだって好きなことだろう。が、まだ糞からは見つかっていない。ぼく見落としているのかもしれない。あるいは他の種子と混同しているかな?
キハダの実の臭いをカメムシの臭いと書いてあるサイトがあった。確かにカメムシの臭いだ!

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