2017年3月2日木曜日

タヌキとクマ、ハクビシンの食性の違い  The difference of eating habits between racoon dog and black bear/masked palm civet

今日は、2月24日の山歩きのタヌキ糞の内容物についての報告です。
タヌキ糞①
マメガキ種子、ケンポナシ種子果皮果柄、節足動物外皮脚
 タヌキ糞②
キブシ種子、ケンポナシ種子果皮果柄、節足動物外皮脚、羽毛、シカ毛、
 タヌキ糞③
キブシ種子果肉、大きな黒褐色種子1個(Fig)、節足動物脚・外皮・翅、
 タヌキ糞④
キブシ種子、シカ毛・骨片

  タヌキ糞①~④には、どのような内容物が入っていたのか、下記のような表にしてみた。糞①を除いて他の3個ではキブシが食べられている。また、糞④を除いて他の3個では節足動物が食べられている。何れの糞においても必ず果実と動物質のものが混在している。また、糞②では4種類の物が出てきている。このような、食性は前回アップしたクマやハクビシンの食性とは全くことなるものだ。つまり、タヌキは食べられる物は何でも食べる野生動物であることが解る。一方、クマやハクビシンは選り好みが強い食性を持っているとも云える。
        ①   ②   ③   ④
キブシ         〇   〇   〇
マメガキ    〇
ケンポナシ   〇   〇
シカ          〇       〇
節足動物    〇   〇   〇

  今日は、これから専門学校の同窓会ということで、学校に行かなければならない。昨夜Facebookにかっての野外実習の写真と共に同窓会の事をアップしたら、卒業生たちから驚くほどたくさんコメントをもらった。

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