2017年3月1日水曜日

クマ糞とハクビシン糞の内容物 The contents in feces of a black bear and a masked palm civet.

  では、糞の水洗いが済んだので、今日から糞の内容物のオンパレードと行くかな?先ずは、クマ糞とハクビシン糞から、、、。

  8:29、クマ糞 
  林道からはなれて、尾根を登り始めたところで見つける。もちろん、これはクマが冬眠する前に食べ排泄したものだ。全てゲットしてきたが、水洗いするとケンポナシとエゾエノキの果実を食べた物だけで、他の物は出て来なかった。
  内容物:ケンポナシ種子果肉果柄、エゾエノキ種子果実

   12:46、ハクビシン糞
  お昼を食べ終わり、登山道のガレ場を何度かトラバースし、綺麗な踏み跡が残る登山道で見つけたもの。この3個を全て持ち帰った。キブシを食べた物でできた糞だった。
  内容物:キブシ種子果皮

  ハクビシン糞やクマ糞の特徴は、内容物が一種類か二種類のものだけに限ることだ。ハクビシン糞やクマ糞で大量の種子と共に節足動物の脚や外皮が混入することは非常に少ない。テン糞の場合も秋にサルナシやマメガキを食べた場合、春にヤマグワやキイチゴイチゴ類、あるいは夏のヤマボウシの実を食べた場合はその一種類のものに限られるが、多くは昆虫などの節足動物の外皮や脚が混入し、糞の色は黒くなる。果実一種類だけならば新しい場合は果実の色の糞になる。
  タヌキやアナグマの糞は、いつもさまざまな物が混入する。

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