2017年3月14日火曜日

線路沿いの草花  Flowers and herbs along the track.

  我が家は小田急江の島線の線路から道路を隔てて10メートルも離れていない。そのため、ここに引っ越してきてしばらくは電車が走る音が気になったものである。しかし、この電車が線路を走る音は半年もしないで気にならなくなり、いつ走ったのかも気が付かなくなってしまった。
  線路沿いの土手は以前ここにはどんな植物が生育していたかが分かることがある。春にはいち早く、土手を赤い布切れでも落ちているかのようなクサボケの花が咲き、この後、ヤブカンゾウが芽を出し、花が咲き、初夏にはヤマユリの花が咲く。
  以前は、空き地である野原があり、そこでオオイヌノフグリやツクシやヨモギ、タンポポ、ナズナなどを眺めたり摘む楽しみがあった。今は、そのような空き地が無いので、線路沿いの土手が唯一の季節の草花の移り変わりを知ることができる場所となっている。
クサボケの花、花弁をいっぱいに広げた花よりも、控えめに太陽の恵みの光を受けているような花の姿が愛らしく感じる。

  今朝はしょぼしょぼと冷たい雨が降っている。梅ノ木に吊るしているフウランやカヤランの鉢が乾いていたので丁度良い湿り具合かもしれない。
  天井にとまっていた筈のモンキアゲハが天井にも壁にもカーテンにも見えない。新居浜市のtigerdaleさんから砂糖水のコメントをいただいたので、薄めた砂糖水とハチミツの皿のところにもいない。どこに飛んでいったのかな?チョウには砂糖水ということで、半世紀前に台湾に行った時の思い出が甦った。チョウを専門に獲っている人は、サトウキビの汁を絞りだしたカスを水に浸して置いて地面に置いておくとチョウが密を吸いに集まってくる。それを、一網打尽に獲っていたのだ。

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