2015年10月16日金曜日

これからは鳥糞も!  Even a bird scat, from now on!

一昨日の松茸山・奥野林道・伊勢沢林道歩きで、見つけ拾ったテンとハクビシンと鳥の糞。
昨日は皮膚科に行った。腕時計をしているところが、汗疹のように皮膚が爛れてなかなか治らない。
我が家で魔法の薬とか何でも効く薬とか言って重宝している副腎皮質ホルモン剤のリンデロンが欲しいので、先生にリンデロンをお願いしますと頼んだ。
先生は「ウン、これはリンデロンだ!」とぼくの手首にリンデロンを塗ってくれる。勿体無い。

帰ってきて、糞洗いをした。まだまだ、見ただけで内容物を正確に当てることはできないが、○か△だということで大体当てることができるようになった。でも、これは東丹沢山麓だからだ。
以下の糞を見て、内容物を大体当てることができるかな?

9:06、テン糞だが、食べているのは何だろうか?お持ち帰りだ!
10:09、テン糞
10:26、ハクビシン糞
10:30、テン糞
11:47、鳥糞

9:06、テン糞:サルナシ種子と果皮付き果肉
10:09、テン糞:サルナシ種子と果皮付き果肉、カマドウマ脚
10:26、ハクビシン糞:サルナシ種子果皮付き果肉、アケビ種子果肉
10:30、テン糞:サルナシ種子と果皮付き果肉、マメガキ種子3個、カマドウマ脚、翅
11:47、鳥糞:アケビ種子

 鳥糞の中に毒草のヨウシュヤマゴボウ、ハダカホウズキ、ドクウツギさらにはマムシグサ、あるいはぼくは食べるが食肉目の糞からは出てこないガマズミやアズキナシなどの種子が出てこないか調べることにした。

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰してます。

    鳥は明らかにたくさんの種類の果実を食べていると思われますね。木の実が赤いのや黒いのも鳥への
    アピールだと思います。

    動物の糞から出てくるタネ、出てこないタネ、、、ガマズミなどはほんとに不思議ですけど、動物は
    色や味よりも栄養価の高いものを食べてるのかなと思いました。 全くの憶測ですけど。

    それとサルナシはよく食べられているようですけどマタタビはどうなのでしょう。

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  2. k-ta隊員へ
    久しぶりです。
    そうなんですよ。サルナシの種子はよく見つかるのにマタタビが出てこないのは、二つの種子の大きさや形状が良く似ているので、もしかしたら一緒にしているかもしれません。でも、手持ちの種子標本ではマタタビの種子はサルナシのに比べて一回り小さい。んー、でも一緒にしているかな?

    ガマズミは実に不思議です。もし、林床に落ちれば絶対アナグマやクマに食べられると思うが、、、。すでにガマズミの季節に入っています。気を付けて見ていきたい。アズキナシやウラジロノキの実の種子はシイナのようなものが多いので、そのため発見し辛いのかもしれません。しかし、今の時季はたくさん登山道にも落ちているので、タヌキやアナグマが食べたら少しはまともな種子が見つかっても良さそうだと思っています。

    ハダカホウズキのように何らかの毒を持つ果実は哺乳類は食べないのかな?あるいは、ハダカホウズキは食肉目の動物にとっては嫌な匂いがするのかな? 嫌な匂いがして食肉類はたべないトガリネズミ目の動物たちを鳥たちはたべる。フクロウを含む猛禽類のペリットはモグラやヒミズ、ジネズミが齧歯目以上に食べられている(白銀林道のフクロウのペリットから)。っと考えると食肉目が食べないガマズミの果実は発酵すると彼らにとっては嫌な臭いに感じるのかな? ハダカホウズキ、マムシグサ、ヨウシュヤマゴボウの果実は鳥は食べても問題ない訳ですね。でも、哺乳類だとダメなのですね。
    栄養に関しては、足りなければたくさん摂取すれば良いわけです。

    果実の色と臭いで植物たちは、鳥か哺乳類を誘惑する訳です。動物たちに果実を食べてもらって種子をまき散らしてもらいたい。その植物と動物との採食戦略というか食べ方の違いがある訳ですね。
    双方の進化を考える上でも面白いが大変な複雑な問題を含んでいますね。
    果実一種と動物一種の対応なら解明は楽だが、複数対複数対応。

    でも、もう既に鳥や哺乳類による種子分散については明らかにされていることでしょう。

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