2015年7月18日土曜日

伝導・雷滝・蛭ヶ岳・姫次・榛ノ木丸3)

蛭ヶ嶽山頂で、缶ビールを飲んで寝たのが良くないのか、左足の腿が攣って痛くなるので、恐る恐る足を階段に下ろす。一歩、一歩だ、登りの時には気が付かなかった花々が目に入る。
雷滝からの尾根もそうであったが、ササを含む下草が多くなってきたような印象を受ける。
禿山だった筈なのに、崩壊地を除いて林床は下草で覆われている。
晴れたら気持ちの良い下草の絨毯のような感じになりそうだ。

 これは、ウスユキソウの仲間かな? 
 ん?これはチダケサシの仲間でアカショウマ?
14:43、蛭ヶ岳から1.2キロ来たんだ。
山頂を発って50分以上を経っている。
左腿が攣らないように歩いているからだ。 
これはガクウツギだね?
これから、テン糞3個とアナグマ糞を見つけ拾う。
15:25、地蔵平だ。この辺りでテントを張って一泊したい感じだが、今の日本の山は50年前のように好きなところでテントを張って一泊することができなくなった。
アフリカや中国、台湾では山の中で自由に泊まった。そのような山の生活は日本ではもう出来ない。焚火はもちろんできないし、ビバーク以外テント泊もできない。
日本の山は不自由このうえないものである。
15:36、原小屋平だ。ここもテント場に良い。小屋跡の土台が残っている。
15:58、姫次着、スポーツドリンクを飲んですぐ発つ。
もう、この頃には左足の攣りはなくなる。
10分位歩いて、鳥屋森林組合の壊れた看板があるところから榛ノ木丸への道を辿る。
5月21日に歩いた道なのに、またちょっと雰囲気が変わっている。
ただ、榛ノ木丸を目差して歩く、歩く。

16:51、榛ノ木丸を通過
もう、暗くならいない内に早戸川林道に下りたいために、気持ちが焦る。
ここで、座って地図を見る。
林道のヘアピンカーブの方に下りるか造林小屋の方は下りるか迷う。造林小屋方面の道は踏み跡がしっかりしており迷うことはないが、登山道に着いてから歩かなければならない。
ヘアピンカーブの方は、今まで3度下りているが、3度とも迷いながら下った。
でも、ヘアピンカーブの方へ下りる道を取る。
17:32、ツチアケビだ。
18:01、造林地の入って、これはタマゴタケだ。
でも、ゲットしないで写真だけにした。夏のキノコが早くも出ている。
18:10、早戸川林道のヘアピンカーブに降り立つ。今回も途中で右往左往した。
迷うところはだいたい2ヶ所であり、いつも右斜面を下ってしまうので、左へ左へと修正しなければならない。
この尾根の下りルートを頭に叩き込んで、時間に余裕がある時にゆっくり下りたい。

スポーツ飲料は甘すぎる。ただの水が飲みたい。
魚止め橋と本間橋の間の小沢で、顔を洗い、水を鱈腹飲む。ここの沢の水の味は少し錆臭い味だ。
今回の崩壊地を過ぎてすぐ水汲み場がある。そこでも水をたっぷり飲み、ペットボトルに水を満タンにする。ここの水は錆臭くない。美味しい。

まだ明るい。ヘアピンカーブから5キロ位歩いて車を置いたところに到着だ。
早戸川林道をこんなに歩いたことはなかった。

19:30、閉じられていた柵をどかして通り抜け、柵を元に戻して写真だ。
もう、暗いので、フラッシュをつける。
帰宅したのは21時を回っていた。もちろん、すぐシャワーだ。
車置いたところから、往復26.2キロの行程だった。
GPSの軌跡図をアップする。


2 件のコメント:

  1. 1枚目はヤハズハハコ、4枚目はヤマアジサイでは?

    返信削除
  2. 木の葉さんへ
    ヤハズハハコとヤマアジサイとのこと!
    ちゃんと現場で葉や茎や花などの詳細を観察すると良いのですが、
    もう、このところおざなりになっています。
    コメントありがとうございます。

    返信削除