2014年11月2日日曜日

見事なツキノワグマの足跡  Amazing tracks and trails of a black bear!

長野の林業に従事したいと思っている女子学生のT.Nさんから
ツキノワグマUrsus thibetanusの足跡写真がメールに添付されてきた。
知り合った清川村で林業をやっているK氏が今年の8月23日に撮ったようだ。

これほど見事なツキノワグマの足跡写真は見たことがない。
前足と後足、右足、左足が分かる。
これはどういう歩き方をしたのだろう。
クマは後足は踵を地面に着けて歩く蹠行性だが、前足は踵を少し浮かせて歩く半蹠行性だ。
左右の後足のすぐ後ろに左右の前足が並んでいる。
ジャンプして、ジャンプしてジャンプして移動したと思われる足跡の着き方ですね。

撮影者の手?と比べると後足の長さがヒトの手よりもはるかに小さいですね。
つま先から踵までの長さは15、6センチくらいかな?
オトナのクマになるのかな?
上が後足で下が前足だ。
今、手許にあるMark Elbroch,2003の"Mammal Tracks & Sign " A guide to north American species
StackpoleBook社では、北米に棲むトガリネズミからクマまでの動物の足跡が出ており、
しかもその足跡や歩幅の大きさの性・年齢別の違いまで載せている。
博物学や動物学の奥の深さを感じる。

このクマの足跡写真の使用を許可してくれた清川村のK氏に感謝します。

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