2014年8月24日日曜日

ウワミズザクラの樹上でリス?を食べたテン

昨日アップしたテン糞⑤の骨片を分析した。
テン糞⑤はこのようにバラバラになっている。
ウワミズザクラの種子だけかと思っていたが、水洗いすると半分以上は哺乳類の毛だった。
 下の写真は、出てきた毛の一部(大半は除外した)と骨片である。
5は脛骨と腓骨の一部であることが分かる。
この5の大きさの脛骨と腓骨の合体から、ネズミ科かトガリネズミ目の骨であることが分かる。
1は脛骨の踵に接する部分(足首)だ。つまり、5の左側にくる骨だ。
3と4は、足の指骨の部分だ。
2は尾骨の一つだ。
で、誰の骨だろうか?
5の脛骨と腓骨の広がりと大きさから、ネズミ科の動物であることが分かった。
手持ちのハタネズミのものより大きい。
アカネズミの骨のようだ!
リス(ニホンリス)かな?とも思ったが、ニホンリスは脛骨と腓骨が足首の方で合体はしていない。

ともかく、このテンはウワミズザクラも食べ、このアカネズミも捕まえたんだ。
このアカネズミは林床に落ちているウワミズザクラの実を集めて頬袋にため込んでいるところを
テンに狙われたのかもしれない。

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