2014年5月20日火曜日

オオミズアオ Actias artemis

17日の帰路、もうすぐ沢に着くところの尾根上だった。
オオミズアオが静かに停まっていた。
いつもコヤツを見て思うことだが、左右の前後2枚の羽に一つずつある水滴模様に触りたくなる。
本物の水滴のように見えませんか?
この水滴模様はどんなカモフラージュなのだろう。
オスもメスもこの水滴模様を持つのはどのような意味があるのだろうか?
この水滴模様があるからこそこの仲間は生存し続けているのだと思う。
つまり、意味がない水滴模様ではないと考える。
捕食者(外敵)に対して意味があると考えられる。
同種の仲間ではないだろう。だって、ガを含む昆虫類は視覚よりも嗅覚だ。
となると捕食者の鳥向けの模様と云える。
これが鳥にはどう見えるのか?

動物の模様は人の理解を超えるものが多い。
オオミズアオは、今頃と夏の2回成虫の蛾が飛び回る。
が、この成虫になった蛾は口が退化しているため、食べることも飲むこともできないようだ。
気の毒としか言いようがない蛾だ。でも、概して昆虫の仲間には成虫になると交尾相手を見つけて交尾して産卵して死ぬものが多い。
幼虫はサクラ、ウメ、モミジなどの葉を食べるようだ。
道理でどこでも見かける。
こやつの羽根の上縁はまるでなめし革のような光沢だ。
こやつは触覚が幅広いのでオスのようだ。
オスはメスの腹部末端から出す生フェロモンの匂いに魅かれて相手と巡り合うのだが、風が強かったり、雨だったりしたら出逢えないでエネルギーを使い果たして死んでしまうのかな?
このオスは羽化して間もないのだろう。静かに停まっていた。
あれから3日過ぎたが、果たしてメスに出逢えたかな?

このところ何故か気持ちに余裕がない。
いつもやらなければいけないと思う事を抱えている。
どうしてこのような気持ちになっているのか自分でもわからない。
命の先が見え始めてきたことが原因なのかな?
そうすると、ぼくの世代は皆そうなるが、、、、。

9 件のコメント:

  1. オオミズアオ、エサを食べないで生殖だけのため生きている、って、すごすぎますね〜。

    ヤマシャクヤク、うらやましいです。

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  2. take隊員へ
    様々な生き物が躍動している春だっていうのに、このところ林道へ行く度合いが凄く減っっているようだネ。60歳になったのにも関わらず若いときのままに毎日のごとく心置きなく楽しんでいるんじゃーないの?

    それでは、ダメだ!内臓は正直だ。年齢にあったさまざまな楽しみ方をしなければダメだ!
    若いフリ、良いフリはしないで欲しい。take隊員と長く自然探索を楽しみたい。

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  3. そうですね、いままで通りの生活、考え直さなくてだめかも。
    足が痛くて林道へ行けないなんて、これまでなかったですからね。

    フリはしてませんよ。これまでほんとに体力はありましたから。

    まだまだ一緒してください。
    ところで、フクロウの巣のペリットの分析、隊長にお願いしようかなと思いました。

    ペリット一つ一つに種類の違う骨が入っているとい思うし、私には分析不能ですから。
    どうでしょうか?

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  4. 生活習慣を変えることだと思います。隊員たちは皆心配しているんですよ。
    1年間アルコールはストップかな!
    自分の美学を考え直す時だと思います。

    フクロウの樹洞にあったペリットの分析、おもしろそうですね。どんな動物の歯や骨が出て来るんでしょう。
    ぼくがみても良いですよ。
    封筒に入れて郵送できるかな?

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  5. フクロウのペリット、封筒に入れられる数ではありません。たぶん10数個ぐらいあると思いますよ。

    それを別々にしないと交じってしまいます。また、厚み20センチの堆積があるので、この中からも色々出てくると思います。
    なので、どこか平日のお休みの日に一緒行ってもらえないでしょうか?

    ついでにヤマネのお宿の確認もしませんか?
    isa隊員ややまぼうしさんも来れないかな〜?

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  6. イイですね。
    どうですか?皆さん!

    では、この件についてはメールか電話にしましょう。

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  7. イイですね。
    take隊員の足はホント心配です。足痛いのつらいです。

    生活習慣、変えるのなかなかむずかしいですけど、元気に動けるためには必要です。ネ!隊長。

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  8. フクロウのペリット分析、すっごい楽しみです。やっぱりネズミ類なのかなあ。

    ブログ、また、覗きにきます!

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  9. ペリットの骨は何種類の齧歯類がいるだろうか?
    モグラの仲間もいるかな?両性・爬虫類はどうだろうか?

    しかし、ペリットの毛玉の中から骨や歯を選り分けるのが大変そうだ。

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