11日の白銀林道周辺探索の続き
林道周辺はイノシシのフィールドサインがいっぱいでした。
これは、イノシシがいつも歩いているので踏み分け道になってます。
ぼくが、アフリカに行っていた50歳頃まではこのような獣道(けものみち)を
ハイハイするようにして歩いたものです。
が、今はもう身体が枯れ木のように固く無理だ!
子供たちに獣道歩きの楽しさを教えて上げたい。
このように立派な道になると、もうイノシシだけが歩くのではなく、ノウサギ、テン、アナグマ、キジやヤマドリ、さらにはカメなども歩いていることでしょう。
何を掘り出したのか?このように深いところでは4,50センチも掘っている箇所がたくさん!
イノシシを捕まえないと、、、、、、。
植物繊維を固めたようなスポンジ状の物が、たくさん落ちています。
わかりますか? クリックして拡大!
拡大するとこんなものです。
手にとるとこんな感じです。
青臭くて、今朝食べて吐き出したようなものもありました。
ke-ta隊員が持ってみました。
これは、イノシシが、イネ科のススキの仲間の植物の地上部分を咬みとって臼歯でゴシゴシ噛んで僅かな汁気を飲み込んで繊維部分を吐き出したものです。
同じようだが、ちょっと違うものを、2012年10月27日に「これは何?」とアップしております。
これは、元地獄谷野猿公苑の常田英士さんより教えていただきました。
クズの根を咬んで繊維を吐き出したもののようです。
タンザニアのマハレ山塊国立公園のチンプは、小さな果実を口の中にいっぱい入れて
下唇と下の前歯の間にまとめて入れて汁気だけを歯の間から吸い取ります。
で、汁気がなくなった果皮と種子の塊りを吐き出します。
イノシシは、ムシャムシャ咬んでどうやって汁気を吸い取って繊維だけをぽろっと吐き出すのだろう。チンパンジーのやり方とは前歯が両者ではまったく異なる。
上から2番目の写真、ススキのような株を掘り起こしたように見えますね。
返信削除これの根をしゃぶったのじゃないですか?
ススキの根を食べたのを見つけましたよ。
take隊員へ
返信削除この場所では、ススキの葉そのものを食べていました。
葉を食べ千切ったところを何故撮ってこなかったのか?
吐き出した物だけでは中途半端ですネ!