8月1日に成田を発って、クロアチアに行き、昨夕8日に帰国した。
向こうにいたのは5泊6日である。
首都のザクレブ、プリトビチェ湖群国立公園、ドブロヴニクやスプリットやトロギル
の城壁のある旧市街歩きであった。
関東地方と同じように30度を超す猛暑であった。
地中海式気候のため、雨が少ないせいか石灰岩の剥き出しの大地の山並みが連なり、
オリーブやブドウは作れるが、他の農作物には適さない土地のようであった。
それでもプリトビチェ湖群国立公園は、丹沢にある、木々や花々があった。
この国立公園内にはヒグマ、オオカミ、ヤマネコがいるようである。
泊まった、ホテルのロビーにヒグマの立ち上がった姿の剥製があり、口の中をのぞいてきた。
で、気が付いた事がある。ヒグマの下顎の第一切歯(真ん中の歯)は第二、第三切歯よりも
明らかに小さく、三切歯とも同じくらいの大きさであるツキノワグマとは大きな違いである。
さらに、これがもっとも大きな違いであるが、
上下の第三切歯が他の2本に比べると犬歯状に伸びて大きい。
ツキノワグマの上下の切歯は3対とも同じくらいの大きさである。
この国立公園をトレッキングしたかったが、ぼくは、景色よりも植物や昆虫を写真におさめた。
これは、小さなシクラメンである。
乾いた白い岩の表層の僅かな腐葉土にツリガネニンジンの仲間が咲いていた。
クロアチアの歴史は外国から攻め入られたり、取り戻したりの繰り返しである。
植物はもちろんのこと動物たちにも国境がなく、ギンヤンマやイトトンボ、キチョウやコクマルガラスが飛び回っていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿