2013年6月3日月曜日

青い果実 The young fruits of variable trees.

5月31日の実習では、山の幸を少し頂いた。
モミジイチゴの黄色の果実、ニガイチゴの赤い果実、クサイチゴの大きくて真っ赤な果実、
さらにヤマグワの黒紫になった果実。それとウグイスカグラの橙色の実、どれも甘くおいしい。
学生たちは知らないので、ぼくが率先して食べて教える。
積極的に採ろうとしない女子には採って渡す。一粒のキイチゴの実で白い歯がこぼれる。
そんな笑顔を見るのが大好きだ!
キブシの青い実だ。
ダンコウバイの青い実だ。 
コクサギの実だ!
サルトリイバラの青い実だ。 
これらの青い実は、誰もがこれ食べられる?とは聞いてこない。
緑色の果実は未熟で美味しくないと判るのだ。
もちろん、チドリノキの果実や下のオオバヤシャブシの木の実も聞いてこない。
オオバヤシャブシ 
しかし、これには???食べられそうと思ったのだ。
学生たちはウグイスカグラの実を見て、食べられるかどうか迷っていた。
赤い色の果実は食べられそうというイメージを持つのはどうしてだろうか?
クワの実は赤よりも黒っぽくなった方がはるかに甘い。
しかし、いくら赤い実や黒い実でも、マムシグサあるいはヨウシュヤマゴボウやマルミノヤマゴボウ、さらにはドクウツギやゴンズイの実をおいしそうとは感じなく、
かえって毒々しい気味悪い感じがする。
ぼくは、北海道生まれなので、このような植物には子供の頃接しなかった。
初めて見たときも食べてみたいと思わなかった。
 
そのため、数年前の学生がマムシグサのあの実を果茎ごと口に容れて咬むとは
考えたこともなかった。その学生は咬んだだけで、口内が細い針で刺されるような痛さに襲われ、
口を閉じることもできず。口を下にしてヨダレをだらだら流すだけだった。
うがいをすることもできない状態だった。
もちろん、話しもできないので、ぼくが質問をして学生は携帯で状態を説明してくれた。
もちろん、救急病院だ。彼とは、メールで毎日その状況を知らせてもらった。
一週間以上口内の不快感が取れなかったのだ。
一咬みしただけで、果汁は飲んでいないのだ。
 
シュウ酸カルシュームの針状の結晶が柔らかい皮膚に刺さるようだ。死亡する例もあったようだ。こんな危ないものを食べて、その状態を試しているブログがある。
その試験によると、真っ赤に熟した実よりまだ青みがかった実の汁を舐めただけで、飛び上がるほどの痛さに襲われたようだ。

2 件のコメント:

  1. そうですか、青い方が赤より毒性が強いのですね。
    そんな恐ろしい実験する人がよくいるもんですね〜。

    赤い実、ヒメコウゾにはだまされましたし、食べなかったけど、オニシバリの赤い実も美味しそうに見えました。

    経験なんでしょうね。
    渋柿も分からないですからね。

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  2. この人は何故かこのような毒物を食べる実験をしてブログに詳細に載せております。

    take隊員へ、このところコメントが迷惑メールのフォルダーに分類され、故有事のフォールダーから外されており、気が付きませんでした。

    今日、これから何故なのかOutLookを見直します。
    実は、友人たちからのメールも時々迷惑メールに分類されてしまうんです。

    渋柿には忘れられない思い出があります。

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