2013年4月21日日曜日

ヤブツバキの葯 The anther of Camellia's stamen.

4月4日に、テン糞の内容物が葉などの植物質と雄蕊の葯と思われるものが多数あったことをアップした。やまぼうしさんからヤブツバキの葯ではないだろうかとコメントをいただいた。
①葯のようなものは、これである。
長径が3ミリちょっとだ。 
ヤブツバキが近くにないので、園芸品種のツバキの葯を調べた。
②隣の家のツバキの雄蕊の葯を採って洗ったものがこれである。
長径が5ミリくらいある。
③一昨日、物見峠付近で採ってきたヤブツバキの雄蕊の葯を採って洗った。
長径が3ミリちょっとだ。
④ヤブツバキの葯の花粉を洗い取らなかったものがこれだ。
長径がせいぜい2ミリちょっとだ。
葯で分かったことは、小さいのですぐ乾いて小さくなる。
指先で揉むように洗うことで、形が少し崩れるようだ。
乾湿の度合によってサイズが変わることが分かったが、
大きさを別にして①と④の形を比べてみても少し違うかな?っと思うがどうだろう。
 
①は雄蕊の葯であることは間違いないだろう。
そうすると、何の花の葯だろうか?
3月下旬に土山峠付近で咲いていた花は?アセビ、ミヤマシキミ、シキミ、マメザクラ、ミツバツツジ、モミジイチゴ、ニガイチゴ、それにヤマブキくらいなものかな?
テンがこれらの花に顔をうずめて雄蕊や雌蕊の部分を食べているとは、考えられない。
 
それよりもやはりヤブツバキの花に顔をうずめて雄蕊を食べているのだろうか?
そうなると、①と④の形は同じものとなる。
どうだろう?
他の葯の形を見なければまだなんとも言えないかな?

6 件のコメント:

  1. 他の花は知りませんが、子供の頃つばきの花をもいで、花弁の裏の穴から甘い蜜を吸ってました。
    つばきの蜜はわりと多いので、何個ももいでいました。

    それぐらいだからハクビシンが大好きのようだし、テンもシベごと食べている?

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  2. そうですか!
    ツバキの花は甘い蜜があるんですか。是非、試してみたいです。北海道にはツバキが無かったので知らなかった。どんなツバキもそうなのかな、お隣さんのツバキをまた一個失敬しようかな?

    そういえば、野良こねこさんがハクビシンがツバキの花の花粉を舐めていることをアップしてましたね。

    テンはツバキを花粉を舐めるのではなく、雄蕊ごと食べていることになりますね。

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  3. 同じツバキの木の花でも蜜のあるの無いのがあります。
    たしか古いのより傷のないきれいなのがよかったような。

    それと、そっともがないと密が落ちてしまいます。
    できるなら枝ももいでそっと花房をはがしてください。萼の方に蜜が残ることもあった気がします。

    10個ぐらい試さないとだめかもしれませんね。

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  4. なるほど、子供の頃、舐めた人にしかわかりませんね。お隣さんのはやめて、どこか、無人の神社の境内のようなところにあるツバキで試してみます。

    甘いものが食べたい子供の経験ですね。

    同じような経験を思い出したが、ハナバチ?ミツバチ?の腹部を胸部から離して、胸部か腹部に蜂蜜色の雨粒状のものを舐めたことがあります。針に刺されないように引きちぎって舐めました。
    あれは、蜂蜜の味だった。

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  5. ハクビシンは花粉を舐めているのではなく、雄蕊の根元からぱくりと食べています。

    根元はたっぷり蜜を含んでいて甘いです。
    雄蕊もうす甘くてまあまあでした。

    ご参考まで。
    http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/22982698.html

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  6. あ!野良こねこさん久しぶりです。

    ハクビシンは雄蕊の根元からたべていて、雄蕊の根元も甘いとのこと。

    それじゃー、やはりテンも食べていますね。落ちたツバキの花も甘ければ、タヌキやアナグマも食べますね。

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