19日の丹沢実習で、
辺室山を下ってまもなく、登山道沿いにタヌキのタメ糞があった。
古い糞ばかりだ。その中に大きい臼歯?があった。
10円玉の上にある。
10円玉の横の糞には毛が出ている。
この糞を全部拾ってくると良かった。
さて、この臼歯は、ノウサギ、シカ、カモシカなどの草食動物のものではない。
モグラやネズミなどの小型哺乳類のものでもない。
歯を拾ったら、真ん中から折れた。
この折れた歯と歯の上の白い糞塊を持ち帰った。
その白い糞塊を水洗いした。
この歯は、2本の歯根が折れてなければ1センチはある。咬面が摩耗している。
a:この歯である。見つけた時は食肉目の臼歯と思った。白い糞塊を洗って出てきた他の骨片とは異なる時季のさらに古い糞が風雨に晒されて残っていた歯のようだ。拾ったとき真ん中から折れたが、この歯はさらに齧られており、もろくなっている。
この歯は、何とイノシシの下顎の第一前臼歯である。
しかし、白い糞塊から出てきたaを除く他の骨片は、イノシシのものではない。
bは横突起がはっきり出ているので腰椎であり、cは指骨である。
では、白い糞塊から出てきた骨片はだれの腰椎や指骨だろうか?
もちろん、アカネズミやリスよりも大きな動物であるが、
ノウサギやタヌキ、アナグマよりもはるかに小さい。
ムササビあるいはイタチかテンのものかな?と思う。
それにしてもタヌキは固い骨ばかりでなくイノシシの歯まで噛み砕いている。
骨を噛み砕いて中の骨髄を食べているのだろう。
今日は、雨が上がったので、拾ってきた幾つかの糞(アナグマ、タヌキ、テン、キツネ)を洗うことができる。上の白いタヌキ糞は家族が寝ている間に風呂場の洗面台で洗った。
骨片以外は砂泥であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿