3月29日、土山峠付近の湖岸道路から尾根に登って、タヌキのタメ糞があるかどうか見にいった。
これは、昨日アップしたものをもうすこし広い範囲で撮ったものだ。
クリックして拡大すると昨日のタヌキ糞の部分がはっきりします。
この場所は、ここ1年近くタヌキが糞をしなくなったところだ。
2012年5月14日に「タヌキのタメ糞は苗床だ!」と報告したところである。
2012年7月16日「何故、タメ糞場は放棄された?」とこの場所が放棄された理由を考えた。
2012年8月2日「ちょっと、不思議だ!」とタメ糞場には木の苗が伸びで、タヌキがウンチがしづらいだろうが、もしタヌキ家族が生きているんならどこに新たに糞をするトイレ場にしたのだろうかと疑問を呈した。
2012年10月12日には、ぼくの土山峠のフォルダーに「元タヌキのタメ糞場」として写真が残されている。
8月2日にアップした時に比べると、苗がシカに食べられてすくなくなっている。
タヌキ糞はありませんでした。
8月以降、ここには登らなくなった。
12月13日に行ったときには、全く何もはえていない剥き出しの尾根になっていた。
それが、今回、行ってみたら、タヌキたちはトイレとしてこの場所を使い始めたのだ。
この上部にもタメ糞場があったので、次回はそこも再び使われているか見に行ってみたい。
タヌキはタメ糞をすることによって、そこに排泄された種子が雨風とともにあるいは、昆虫たちによって尾根から斜面に転がり落ちて分散する可能性、さらには、排出された種子が春になって芽生えて伸びることによってタヌキが糞をしづらくなって、その場を放棄する。そのことによってタヌキのタメ糞場は森の再生・快復に一役を担っていると考えた。
しかし、それはシカなどの草食獣と他の哺乳類の個体数がバランスが取れている状態の時か、草食獣が少ない場合だろう。
丹沢のようにシカの個体数が多い場合は、テンやタヌキ、サルなどの動物たちによる糞としての種子分散は効果が期待されないことを示している。
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