2012年12月15日土曜日

カラスザンショウの樹皮を食べた者と! Animals who had eaten the bark of Zanthoxylum sp.and!

12月13日の続き:
はじめての尾根を降りていると、下方に幹の樹皮が剥がれている木が目についた。
ストックを立てたので、樹皮が剥がれている高さを推定して!
当然のごとく、斜面の上側は上の方まで剥ぎ取られている。
歯の跡からこれはカモシカが樹皮食いをした食痕だと判断した。
クリックして拡大すると良いですよ。
だが、細い長さ5,6センチの二本の歯型の他に一本の太く長い跡がある。
5、6センチの細い2条の歯型は縦方向と横方向のものがある。
太く長い跡はこれらの5、6センチの歯型の上からついている。 
この太く長い跡は何の跡だ?
細い5、6センチの2本の跡は、カモシカが立ち上がり、首を伸ばして齧ったと思われる。
長い跡は、下の写真からシカの角砥ぎの跡だと確信できた。
大きなオスジカの大きな角を砥いだものだ。
この木は、もうお分かりですね。
そう、カラスザンショウZanthoxylum ailanthoidesです。実がまだたくさんぶら下がっている。
幅60センチくらいで、幹の一回りの樹皮が齧り取られてしまったが、
このカラスザンショウ、生きてはいけないだろうと思うが、、、、、、。
カラスザンショウの樹皮は、良い香りがするのだろうか?
果実はサンショウと変わらない味がする。
ほんの一尾根、今まで歩いたことがないところを通っただけで新しい発見があり、
歩くのにもスリリングな気持ちになれる。
いつも歩くルーティンコースは、それはそれで変化が解り楽しいが、
ちょっとした冒険もまた楽しいことが目につく。
 
今日は、これから丹沢実習で、大山を日向薬師から登る予定だ。
雨の予報だが、動物は雨でも雪でも屋外で活動している。
そんな動物の気持ちになれるかな?

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