テン糞から出てきた3種類の種子
11月1日に本間ノ頭の尾根を登る途中で見つけたテン糞②の中から
不明な種子がたくさんでてきたことは昨日アップした。
その種子がこれである。
まるで、小石のようだ。非常に小さい種子で、さまざまな形状をしている。
が、表面のざらつき模様はどれも同じだ。
このざらつき模様と形の不揃いさ、どこかで見たかな?
このざらつき模様と形の不揃いさ、どこかで見たかな?
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下に、この見つけた3個のテン糞から、サルナシの種子、キブシの種子それとこの不明種子がそれぞれの糞に別々に入っていた。
上:サルナシ種子、左下:キブシ種子、右下:不明種子
この不明種子は何の果実の種子だろうか?
っとここまでタイプしてきて、「あれー、何かやはりみたことがあるなぁー」
で、手持ちの種子標本の箱を調べた。
ヒサカキの種子だ。今年の1月のサル糞の中にサルナシの種子と一緒に入っていた。
鈴木庸夫他著「種子と果実」誠文堂新光社を見た。載っている!便利だねぇー。
3地点のテンはサルナシ、ヒサカキ、キブシの実をそれぞれ食べていたことになる。
ヒサカキの実やキブシの実を秋が始まったばかりの時季に食べているのが、
理解に苦しむ。
種子と果実の本、利用してくださってありがとうございます。役だってくれてるのならなおうれしいです。
返信削除先日、黒く乾燥したキブシの実が木にたくさんぶら下がっているのを見ました。果皮が割れてきていてキブシにとってはすでに食べられ時にはなっているのでしょうね。このあと少しずつ落ちて冬の終わり頃まで動物たちの食料になるのかもしれません。ヒサカキの戦略はわかりませんが。
サルナシは熟していないものでも食べてみたらシャリシャリして悪くないなと思いました。
サルの気持ちがちょっぴりわかった気分です。
やぁー。この本「種子と果実」便利ですねぁー。名前さえ出てくればすぐ解る。
返信削除しかし、早くも今の時季にキブシの実を食べているなんて、今年は山の幸が少ないのかな?
生麦にあるサントリーのビール会社に飲みに行ったことがあります。せめて、30分で腹一杯飲みたいですね。20分は厳しい。