2012年10月24日水曜日

タヌキの椎骨 Vertebra of a racoon dog

昨年、 isa隊員が拾ったタヌキを、清川のアトリエに出かけてもらってきたこと
については昨年12月27日にアップした。
剥皮すると右の肩甲骨が割れていることを報告した。
 
剥皮し、内臓を取り除き、大雑把に肉も取り除き、そのまま乾燥させた。
しかし、やはり綺麗に徐肉しようとプランターに水を容れてその中に、
体幹部分を容れて腐らせていた。
臭いがしないようにサランラップを掛けた.
それを、9月下旬に水を空け、骨を取り出した。
 
前肢は肩甲骨から、後肢は大腿骨から脊椎骨から離して、
これらは除肉して別に物置の中で乾燥させている。
 
体幹部分を洗って乾燥させていた。
乾いたので頸椎・胸椎・腰椎・仙骨をつないだ。
頸椎の環椎(第一頸椎)から第五頸椎まで骨が白いのは、
頭骨と一緒にに別に処理したからである。
 
第5胸椎から第8胸椎の棘突起が欠けていた。
(左は環椎の第一頸椎で、右端が仙骨であり、背側を上にして置いてある)

欠けていた棘突起を骨片の中から見つけて木工ボンドでくっつけた。
クリックして拡大すると接着部分がわかる。さらに、第4胸椎と第5胸椎の右の横突起も欠けていた。第5胸椎の横突起の破片も接着した。さらに、右の第一肋骨もヒビが入っていた。
(左はお尻の方で右は首の方、背を上にしている)
12月27日にアップした時は、右の肩甲骨が割れていることしか見つけられなかったが、
こうやって、全身を骨にしてみると、
このタヌキ君は、右肩から背中にかけて車にぶつかったことがわかる。

0 件のコメント:

コメントを投稿