土山峠から湖岸林道を北上し清川トンネル方向への経路をとらずに、林道終点から
尾根に取り付く。
すると、登って5分くらいで最初にタヌキのタメ糞場がある、
さらに登っていくと再びタヌキのタメ糞場がある。
これらのタヌキの2ヶ所のトイレ(タメ糞場所)はとうとう放棄してしまったようだ。
尾根に取り付く。
すると、登って5分くらいで最初にタヌキのタメ糞場がある、
さらに登っていくと再びタヌキのタメ糞場がある。
これらのタヌキの2ヶ所のトイレ(タメ糞場所)はとうとう放棄してしまったようだ。
先月からタメ糞場所なのに、二週間に一回分くらいの糞しかしなくなったのだ。
トイレが苗床となり、7月12日には苗が7,8センチ以上に伸びていたため、
木の苗を掻き分けて糞を探したが見つからなかった。
上のトイレよりも直線で100メートルくらい離れた同じ尾根上の場所。
ここには6月21日に一回分の新しい糞塊があった。
しかし、今回はどこにも糞は見当たらなかった。
始めは、糞虫の活動で、新しい糞はすぐ、虫たちによって運ばれてしまったっと思った。
そうならば、地面に糞虫たちが糞を運んだ穴が開いているはずだが、それも見当たらない。
始めは、糞虫の活動で、新しい糞はすぐ、虫たちによって運ばれてしまったっと思った。
そうならば、地面に糞虫たちが糞を運んだ穴が開いているはずだが、それも見当たらない。
タヌキのこの2ヶ所のタメ糞場所は、土山峠から湖岸林道の終点から20分も尾根を歩けばたどり着ける場所なので、タヌキの食性を糞から調べられる場所として重宝していたのだ。
何故、ここの尾根のトイレがタヌキたちによって使われなくなったのだろう。
この尾根を登っていくと宮ヶ瀬尾根の猿ヶ島に辿り着く。
この宮ヶ瀬尾根を南下していくと「不思議なミズキ」の地点の広々とした尾根にでる。
途中に幅5、60センチの細尾根がある。
その細尾根にもう何年もタヌキのトイレ(タメ糞場)がある。
下は、前の週の7月6日に鍋嵐に行った時のものだ。
ご覧のように、このトイレには実生苗が育っていない。
この細尾根のトイレは途切れることなくタヌキが使用する。
しかし、湖岸の実生苗が繁茂しているところはどうして使わなくなったのだろうか?
ぼくが考えた理由、タヌキは苗が密生して伸びているような場所ではウンチが出ないのだ。
つまり、お尻に草や実生苗が当たるような場所でウンチするのがイヤなのだ。
しかし、宮ヶ瀬尾根の細尾根で途切れることなくトイレとして利用するのは、
細尾根は動物たちの通り道でもあり、踏まれるために実生苗は育たない。
そのため、タヌキに取ってはウンチがしやすいのだろう。
ぼくらも山でウンチする時は、草が生えていれば尻に当たるのでそんな所を避ける。
湖岸の尾根は幅広い尾根なので、動物たちはわざわざタヌキのトイレに足を踏み入れて歩くこともないだろう。というよりもサルを含めて動物たちはなるべく不潔な糞を踏まないように歩いているのに気が付く。
タヌキは、草(苗)が生えていないような裸地をトイレとする。
実生苗が育ってくるとその場所を放棄し、別の場所をトイレにする。
タヌキはいつも禿山に種子を植え付けているようなものだ。
タヌキは森を作っている。
これは、タヌキばかりでなく、サルやクマやリスやテンも種子を植えて森林をつくっているのだ。
一方、草食動物であるシカやカモシカ、ノウサギは森林の破壊者なのだろうか?
実生苗が育ってくると次の裸地にトイレをうつし、毎年?次々に種まきをしているんですね!
返信削除タヌキが一生の間に作る森はどれくらいの面積なのでしょうか?
お願いした講習会のタイトルは「森をつくる動物たち」としましたが、本当にこのような事実を知りとても感動しています。
丹沢は下草の禿げている所が多いですが、そういう所にタヌキは一生懸命?ミドリを戻していたんですね!
野良こねこさんへ
返信削除もし、ぼくの考えが当たっているならば、
今、実生苗が出ているどころの苗を全てスコップで取り除き、タヌキたちが再びそこをトイレに使うならば、ぼくの考えが実証されたことになります。
タメ糞場の実生苗は表層ばかりでなく深くまで浸み込んだ十分な肥料があるわけですね。
そう考えると実生苗を実験的に他は移すのにかなり抵抗があります。