2012年5月14日月曜日

ヤスデ   Millipede

仏果山実習の続き
大きなヤスデだ!
学生たちは見たことがなかったようでダンゴムシの巨大なものと思った人もいたようだ。
この外骨格や肢や触覚がテンやタヌキの糞から出てくる。
これまで、ヤスデやムカデの肢が糞の内容物として出てきた。
特にムカデの物が目立つ。
しかし、ゲジゲジのは見ていない。
山中の腐葉土の中にはゲジゲジ(ゲジが正しいようだ)はいないのか?
ムカデは、小豆島のサル調査で五右衛門風呂に入った時、風呂場で尻を噛まれて腫れたことがある。ムカデは肉食だが、このヤスデは腐った植物や肉を食べるようだ。だから、毒をもたない。では、肢の長いゲジゲジは、肢が長いだけに走るのも早く、しかもすばしっこい。昆虫などを食べて生活しているようだ。

ゲジゲジの長い肢がテンやアナグマ、タヌキ糞からは出てきてないのは、ゲジゲジの逃げ足が速いということだろう。
オオゲジは千葉の洞窟の天井に大量に居た。
これらは、ぼくらにとっては気味の悪い不快害虫だが、自然界にとっては大事な分解者だ。

そうそう、タンザニアで生活している時、ぼくの指よりも太いような、長さ20センチを越えるような真っ黒のヤスデがいた。Fountainpen wormと云う英名だった。祖父たちが持っていたような太い万年筆のようだ。
木に登った時にそれを枝と共につかんだ時の不快さはたとえようもない。
(写真は南アフリカで,左はライター)

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