2012年5月14日月曜日

タヌキのタメ糞は苗床だ!  Upheaped scats of racoondog have been a seed-bed!

タヌキはタメ糞をする。だから、その場所にいくと新旧の糞がある。
古い糞は雨に洗われ、内容物であった種子が剝き出しになっている。
昨日、タヌキのタメ糞場所をチェックして回った。
いずれの場所もタヌキが食べた果実の種子の苗床になっていた。
ミズキ、キブシ、ケンポナシ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、ヤマボウシの実生苗が
オシクラマンジュウをするように
密生して芽生えており、まるで苗床のようだ。
苗床1
苗床2
 苗床3
 苗床4
(クリックして拡大)
いずれの場所もキブシの苗が他を圧倒している。
おそらく、これらの苗もその内にシカやウサギに食べられてしまうのだろう。
生き残る苗がはたしてどれだけいるか?
このように尾根にトイレをもつと、糞の一部が斜面を転がる場合もあるし、
雨風に晒された剝き出しの種子が周囲にも転がるだろう。
シカがもう少し少なければ、森がしっかり維持されるのに!

2 件のコメント:

  1. まさに森をつくる動物達ですね!
    シカがいない所だったらすごいことになりそうですね。
    白銀山でもこんな所を探したいです。

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  2. いやー、本当にすごいです。
    柔らかそうな実生苗でいっぱいです。

    できたらこれらのその後も追跡したいです。

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