2012年3月31日土曜日

テン糞やタヌキ糞はまだ冬のもの  Scats of marten and racoondog are still winter foods.

29日、サル糞の他にシカ糞やテン糞、タヌキ糞を見る。
テン糞
これは、表面にキブシの種子が見えたが、持ち帰る。
帰宅後、すぐ洗う。
キブシの種子多数、ケンポナシの種子6個と消化していない1センチくらいの果実、膜翅目の翅3枚と節足動物の外骨格。
タヌキ糞
コインの左はキブシの種子が浮き出ている。
コインの下の糞はシカ毛が浮き出ている。
キブシとシカの死骸を食べたと判断し、糞は採集せず。 
このタヌキ糞
個品の右はやはりキブシの種子が見える。
下のものはシカ毛が出ている。
糞採集せず。 
シカ死骸とキブシを食べたと判断。
このタヌキ家族は湖岸の尾根で見晴しの良いところで排泄している。
テンやタヌキの糞がキブシの種子の塊のようであり、
彼らにとってはモミジイチゴなどのキイチゴが実るまでそれまで果実はキブシの実だ。
テンはどこでケンポナシを見つけたものか。
とにかく、彼らにとってキブシやケンポナシの果実はマメガキの果実同様
冬から春までの大事な食糧であると云っても間違いではないだろう。
動物質のものは、偶然に口に入る食糧かもしれない。
シカの死骸は骨髄まで食べられていた。
タヌキ糞を持ち帰って洗わなかったが、きっと節足動物の外骨格も混じっているのだろう。
だろうはダメだ。やはり、きちんと持ち帰って調べなければ、反省だ!


2 件のコメント:

  1. 前回の林道でタテハチョウの仲間を2種類見ましたが、遠くで確認できませんでした。
    寒いのにいるんですね。どこで越冬するのだろう?

    テングチョウ、私も撮影してますよ。

    サル糞見たことがないけど(信じられないでしょ)、特徴少しつかめました。

    タヌキのため糞を確認に行ったら、長いこと使われてないようでした。
    エサ場の変化などで数ヶ月使わないってことがあるのかも?

    こちらではネズミ、ウサギあたりの入ったものが多く残ってました。

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  2. タヌキのタメ糞場所、古いウンチばかりで2か月くらい使われないことがありますね。
    こちらは新鮮?なウンチを採集したいので、そんな時はどうして使わないのか、不思議に思っております。

    しかし、それがまた使われ始めるとホットします。生きていたんだぁー!

    サル糞はこれからしばらくは、したては柔らかで表面は黒くても中は濃い緑色です。
    臭いもサル独特の匂いがします。
    このサル糞の臭いは、ヒトを除くアジア・アフリカのサルの糞に共通したものだと思います。
    チンパンジーの緑色の糞やゴリラの糞もニホンザルと同じ臭いでした。

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