昨日、スギ林の中にある苔むしたモミの幹の樹皮が
剥がされているのに気が付いた。
白く、木肌が見えているのはぼくの頭の高さ1メートル72センチを越えている。
秋ならシカの角砥ぎの跡とみて、気に止めなかったかもしれない。
これは、あの塩水橋からの弁天杉(千年杉)のクマの爪痕の位置と同じだ。
根本には剥された樹皮が落ちている。
生々しいクマの爪痕だ!
クマが冬眠から目覚めて、餌を求めて歩き回り始めたのだ。
雨が強く降っていたので、写真を撮るだけが精一杯だった。
樹皮の周りを丁寧に探せば、他のフィールドサインが見つけられただろう。
(クリックすると拡大)
暗いのでフラッシュをつけて撮った。
爪痕がまっすぐ下がってはいないでカーブしている。
シカが秋に行う角砥ぎの場合は、太く深い溝ができ、しかも方向がまちまちだ。
しかし、クマの爪痕は平行で細く浅い跡だ。
沢にはまだまだ残雪がある。
しかし、クマは洞穴から出てきて、歩き回り始めたのだ。
昨日アップしたメスジカの死骸のあった場所はここからもそんなに離れていない。
このクマも口にしたのだろうか?クマはどういうところに糞をするのだろうか?
クマ糞さえ見つければ、シカを食べたかどうかがわかる。
しかし、クマの食べれるような物が今の時季にあるのだろうか?
クマさん、ほんとに何を食べているのだろう?
返信削除想像できるのは、夜中に人家近くの畑へ出てきて、冬野菜を食べることぐらい。
でもほとんどが目覚めるわけだから、きっとそうじゃないでしょうね。
今の時季の食べ物、
返信削除この時採集してきた、テンやタヌキの糞にはキブシの種子がたくさんと小哺乳類(ネズミ?)やシカかカモシカを食べたような内容物が入っていました。
これらについては後日アップします。
クマは、ネズミたちを捕まえることは無理なので、せいぜいシカなどの死体を漁るか、膨らんできたドングリを食べるか、越冬昆虫を見つけて食べるかですね。