2012年2月8日水曜日

タヌキ糞に無数のキブシの種子 Countless seeds of Stachyurus praecox in racoon dog's scats

昨日の採集してきたタヌキ糞の中からとうとう大量のキブシの種子が出てきた。
三か所でタヌキのタメ糞があった。
0:マメガキ種子14個、サルナシ種子多数
3:マメガキ種子3個、エゾエノキ種子72個
6:マメガキ種子3個、サルナシ種子42個、キブシ種子多数、哺乳類(シカ?)の毛、骨片少々
6:の位置は他の2ヶ所に比べるともっとも標高が低い位置である。

タヌキのタメ糞は、沢沿いや斜面では、見つけることができない。
これまで見つけたタメ糞はほとんどが尾根上である。
0、3、6の三か所とも糞の内容物が異なる。
0では、マメガキとサルナシを食べており、
3では、マメガキを少し食べ、大半はエゾエノキである。
6では、マメガキもサルナシも食べているが、少なく、大半がキブシを食べてお腹を満たしている。さらに、猟で解体され残されたシカの骨を齧ったものと思える。
どうも、この三つのタメ糞の所に集合する家族は別々のようである。
しかし、今の僕には、タヌキたちは何か所にトイレをもつのか分からないし、
行動域も分らないので、まだまだ何も云えない。
いよいよキブシが食べられ始めた。キブシの季節が始まった。

昨夜、箱根のサルの事で「噂の!東京マガジン」というTBSテレビの取材を受けた。
もっともっと勉強して来い!と言いたくなるほどサルと地域住民との関係を
単純な構図で捉えようとしている。しかも取材が6時過ぎからだ。
一般常識が欠落しているテレビ業界の制作に携わる人たちが、
作り上げるマスコミニュケーション。
制作側の意図が決まっていて、その路線に話しをもっていきたい。
一度もこの番組を見たことも無かったが、真面目な番組だと云う。
だから、余計呆れてしまう。

2 件のコメント:

  1. いよいよキブシがエサですか。
    食べ物がなくなってきたのですね。

    マスコミにお笑いにされないでくださいよ、隊長。
    あの番組はまあそんなことはないでしょうが、台本が先にあって物事を進めるでしょうから、一発ガツンとやってください。

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  2. そう、いよいよエサが乏しくなってきたようだ。
    しかし、地面に落ちているキブシはどのような匂いを放っているのだろうか?

    筋書がある。それに乗って質問を受ける。インタビュアーがいてディレクターがチャチャを入れる。1時間という取材が2時間を超えた。ウィスキーを美味しく飲み始めていたところだったのだ。
    今朝、ディレクターの取材内容に腹が立って4時前に目覚める。

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