谷太郎林道から、人家が途絶えたところから尾根に取り付いた。
不動沢と鳥屋待沢に挟まれた尾根だ。
登り始めて最初の415ピークで一休みし、再び歩き始めてまもなく、前方に
黒い塊、動く。クマだ!
腰を低めて後ろに下がり、学生たちに小声で知らせる。
学生たちがクマを見ようとして少し声を立てたり、写真を撮ったので、クマは逃げる。
クマがうろうろしていた場所にいくと、一週間くらいたったような古い大きな糞がある。
10数分後、今度は小熊2頭が鳥屋待沢方面は走っていく後ろ姿を見る。
林道からこの尾根を登り始めて約2時間で物見峠・三峰の登山道に出る。
「凄い達成感に満たされた気持ちがする」とTakeshita君。
皆で、今日はクマを見ようと思って見たのだからスゴイ!
この学年はほんの数名だけなので、静かに歩くことができる。そのためだろう。
1ヶ月に1・2度くらいの丹沢歩きで、丹沢に生息する動物たちに会えている。
イワシャジンが少し終わりかけていた。
スゴイ!
返信削除ボクは会いたいのに
ぜんぜん会えそうな気配さえありませんよ。
今、鹿児島県にいますが
渓流の真ん中の岩の上に糞がありました。
古いのもあったので
いつもそこでするみたいです。
そんなところでするのって何なのか?
不思議でした。
Isa隊員
isa隊員へ
返信削除鹿児島?
ぼくは今週末はお袋の一周忌で釧路です。
動物たちは同種の仲間に対しては中・高生の目立ちがりと同じです。
兎も角、自分を目立たせることに腐心しております。
音声や外観が目立つと外敵に狙われるので、臭いで、目立とうとしているのです。
熊の写真すごい!
返信削除真っ黒ツヤツヤですね。
昨日、三峰山頂で会った人も
この場所を通ってきたと言ってました。
今日も誰かに会ってるかなこの熊さん
私はやっぱり車の中から見るくらいが
いいです。
この尾根の北側は植林で、南側は二次林ですので、尾根に沿ってシカ柵が走っています。
返信削除南側を歩くと、らくらく歩けます。
ぼくらが歩くことによって、クマさんを里に追い出しているのかな?
とも思いましたが、翌日もそこにいたということはそういうことは少ないのかな?
でも、ちょっと考えさせられますネ。
今年2度目の出会いなので、ぼくはちょっと余裕を持ちすぎた。