2010年7月20日火曜日

マダラチョウ科の蛹

一昨日、早戸川林道でガガイモ科のコイケマ?を見ていた。
この仲間は有毒(アルカロイド)植物が多い。
そばの枝にまるでプラスチックでできたような透明なカプセルを見つけた。
見つけたのはやまぼうしさん?k-ta隊員?
これ、何だろう?
帰宅後、やまぼうしさんからアサギマダラの蛹の抜け殻のようだとメールがくる。
調べる。まさしくそうだ。

40年以上前の台湾の地本温泉付近の川原を歩いて山に入る時を思い出した。
周りの草むらが、大きさが殻付きピーナッツ状で、透明のキラキラ反射するものがクリスマスの時の小さな電球のようにたくさんぶら下がっていた。
チョウに詳しい友人(現在、台東在住)が「これはマダラチョウの蛹だ!」っと教えてくれた。

幼虫たちの食草は有毒物質を含んだ植物を食べるので、鳥たちがこのマダラチョウの仲間を食べないようだ。食べても吐き出すようだ。
上は2006年5月31日の丹沢の女王の蜜を吸っていたアサギマダラ。
この丹沢の女王(バイカウツギ)は伐採されてしまった。翌年、徒長枝が出たが、枯れた。

4 件のコメント:

  1. 丹沢にはこんな美しい花が自生しているのですね。以前は良く丹沢を歩きましたが、一度も見たことがありません。きっと希少種なのですね。
    それなのに伐採されてしまい残念です。

    林道の草刈りや林地の除伐などの作業は、最近は入札が多くなり、長年継続して地元の人が手がけるケースが少なくなっています。
    やはり山仕事は地元の山をよく知っている人、植生を大切にする人に任せたいですよね。

    うちの会長は良く植物を知っていて、珍しいものは刈り残します。でもそんな林業者は少数派かも知れません。うっかりすれば自然破壊になる林業ですが、これからの林業は「自然再生技術者」にならないといけないと思います。

    丹沢はシチミさんのフィールドですから、頑張ってもらわないと・・。(笑)

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  2. この丹沢の女王のバイカウツギは、他のバイカウツギの花よりも倍くらいも大きく、しかも香りが濃厚でした。

    バイカウツギは5、6月の花の時季に探すと結構見つかりますが、伐られた木の花のものには出合えておりません。

    きっと、園芸品種との交雑種かも知れません。

    え?シチミさんを御存知ですか?
    世の中狭いですねぇ~!

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  3. こちらにもやまぼうしさんがメールくれました。蛹のようだけどほんとにあのアサギマダラの蛹とは思いませんでしたね。

    あのガガイモ科の植物はタンザワイケマです。ちゃんと食草のそばにいたんですね。

    なんだかあとから調べればなるほどと思う事ばかりでこっちが知らないだけで、そんなことがいっぱいありそうです。

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  4. k-ta隊員へ

    タンザワイケマとのことありがとう。
    今年は一度だけアサギマダラを見てますが、、、。

    生物って不思議です。

    有毒アルカロイドを含む草を食べて、自分の身体を他の動物たちに食べられないようにするなんて、、。

    その有毒の植物も、考えて見れば不思議です。
    毒キノコを食べる昆虫や動物がいるのかな?

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