2010年4月2日金曜日

もらったネコの頭骨

昨夕、友人からネコの頭骨をもらった。
棚に置いてあるネコの頭骨を取り出してながめた。
上の写真では、右の二つがヤマネコだ。
下の写真では、左右が逆になる。
右の四つがカイネコであり、右から大きさ順に並べた。
上の写真左から:
山西省産のヤマネコ:中国の留学生からプレゼントされる。
陝西省のヤマネコ:キンシコウ調査で、農民が殺したのをもらう(HPキンシコウの秦嶺山脈参照)。
カイネコのチビ:ノウサギ調査をしていた教え子がキツネの巣の近くにあったものを拾ってきた。
カイネコ:友人から昨夜もらう。
カイネコ:清里の別荘内で死んでいたものが宅急便で。
カイネコ:やまぼうしさんから譲り受ける。

見ても分かるように、ネコは成長するにつれて頬骨弓が横に張り出てきて、
目が正面を向くようになる。
子猫はヤマネコに似る。
ヤマネコはイエネコに比べてオトナになっても頬骨弓の張り出しがすくない。
さらに、いくつかのヤマネコとイエネコの違いが見られたので、HPにそのうちアップしたい。

4 件のコメント:

  1. ほんとだ、だいぶ違いますね。

    この差は空からの天敵に対応する頻度からではないでしょうか?
    人間のペットとなって久しい飼い猫は、空からの猛禽にやられることはほどんどなくなってます。でも、野生では成長期に確実に猛禽に狙われます。

    野生ではどうしても視野の広さが必要で、弱いリスなどほぼ360度見えます。
    そのあたり、どうでしょう?

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  2. 流石にtake隊員です。

    ぼくは、野生だと動き回るネズミやノウサギを獲るためには、目が正面についてちゃんと立体視できなければダメだと思ったのですが、、、、実際はカイネコの方が正面に目がついている。

    ヤマネコは餌を狙いながらも上空の猛禽や他の食肉目の動物たちにも気を払わなければならない。それが、このような眼窩の位置になったのですね。

    カイネコでも子猫の時はキツネに捕まえられたように、外敵に気をつけなければならないために、ハンティングよりも自分が餌とならないために注意しなければいけないわけですね。

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  3. そういえば、人になついていないネコは、子ネコは非常に警戒心が強く、こちらが遠くにいてもちょっと動くとねずみのように逃げて行きますが、大人の場合は警戒心もそれほどでないような気がします。そういうことが骨の形に表れているのは面白いですね。

    以前近所の子が持ってきたヤマネコを仕方なく飼ったことがありますが、朝空腹のため耳を思い切りかじられたことがあります。近所の鶏も食べてしまいました。カイネコはお腹が空いても絶対にそのようなことはしないので、全然別の生き物なのだなあ、と思っていました。

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  4. 雲山さんへ

    え?ベンガルヤマネコですか!
    それは凄い。死体欲しかった!

    ぼくもアフリカで山からの帰り集落を歩いていると、子供たちがイヌやネコの子ではない肉食動物の子をオモチャにしておりました。

    見ていたら、欲しかったら持っていけ!と言われたのですが、国立公園内に住んでいたので、持ち帰ることができませんでした。

    その後、その子がヤマネコの子であることがわかりました。
    ヤマネコは身体は大きいが、発情するとイエネコのようにニャオォー、ニャオー鳴いてうるさいくらいでした。

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