DNA分析により、近年の哺乳類の系統樹が変わったことを知らせたが。
ウマとウシは一見しても、良く見ても似た身体をしている。
(南アのマディクエ動物保護区のシマウマとオグロヌー)
以前偶蹄目に属していたウシ、シカ、イノシシ、キリンはクジラやイルカと同じ仲間の鯨偶蹄目となった。
以前からカバとクジラの類似性は語られていた。ウマ、サイ、バクは奇蹄目で変わらない。
以前有蹄類の仲間とされていたゾウ、ハイラックス、ジュゴンはアフリカ獣上目の中の動物となった。
現在の哺乳綱Mammaliaは三畳紀に誕生した原獣亜綱(単孔目のみ)と、白亜紀後期に生まれた後獣下綱(アメリカ有袋目とオーストラリア有袋大目の有袋類の仲間)と
真獣下綱の三つに分類される。
真獣下綱は次の四つの上目に大別される。
アフリカ獣上目Afrotheria(長脚目、テンレック目、管歯目、近蹄類:岩狸目、長鼻目、海牛目)
異節上目Xenartheria(被甲目、有毛目)
北方真獣類Boreoeutheria
真主齧上目Euarchontoglires(真主獣大目:登攀目、皮翼目、霊長目、グリレス大目:兎形目、齧歯目)
ローラシア獣上目(ハリネズミ目、トガリネズミ目、鯨偶蹄目、有鱗目、食肉目、奇蹄目、翼手目)
サルとコウモリは近縁だと考えていたが、コウモリはサルよりもウマの方に近いのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿