2009年5月30日土曜日

雨の丹沢:巣の中??

カヤネズミの巣の中を覗いた学生Sが、サクランボのような実があると言う。
で、フラッシュをつけて撮る。
ぼくのメガネは雨と吐く息で曇るし、良く見えない。
赤ちゃんなら、大変なことになってしまうと思い。
この場から離れる。
下の赤い物はなんだろう?
雨足が強くなってきた。
お昼も近いのでトンネルまで急ぐ。
お昼を食べて一息つく。
カヤネズミの巣探しで藪漕ぎをしたため、全身濡れている。
トンネル内に吹き溜まりのように枯葉があるので、焚き火を許す。
こんな火でも、身体が温まり、熱い紅茶も作って飲んだので、皆一息ついた

2009年5月29日金曜日

雨の丹沢

専門学校の雨の中の丹沢実習である。
参加者は14名中7名であった。
家を出る時から、雨と知っていてきた学生たちであったので、予定通り山に登りながらの糞採集をしようと思っていた。が、バス停で待っている学生たちを見て、気が変わる。
林道を歩きながら糞採集をすることにした。

カヤバがあったので、皆でカヤネズミを探すことにする。
二つ目のカヤバで発見!
「あったぞー!」と声を張り上げる。
学生たちは半信半疑だ。
何となく鼻が高くなる。
スイカズラやウツギ、スイカズラが匂う。
白い木の花ばかりの中で、エゴノキが咲いているのを見落とすところだった。
モリアオガエル?の卵塊が7個、フサザクラの枝先にまるで綿菓子のようについている。
もちろん、下は沢の水があるところ。
オタマジャクシが欲しかったがやめておく。
土砂降りが何度かあったが、お昼を髄道の中で食べる。
皆濡れているので、焚き火をして温まる。
明日は、丹沢サル観察し隊の皆さんたちとの一泊二日の自然観察会。

2009年5月26日火曜日

テイカカズラの花の香り

昨夜、帰宅するとテイカカズラの花が一つ開いていた。
これは、ゼラニュームの鉢に一緒に植えにている。
ナギナタのような奇妙なタネを植え付けたのが、
アフリカから帰ってきてからだからもう10年ちょっと経つ。
3年前から花が咲いてくれるようになった。
このテイカカズラの匂いも良い。
丹沢では、スイカズラとともに花が咲いているとどこかな?と探してしまうほど匂う。
今年は、バイカウツギの花の匂いをとうとう嗅ぐことができないで、日が過ぎてしまった。
どうも、このところ精神的な余裕が無い。
酒を飲んで羽目を外している日々が続いているわけではないのに、時間が無い感じだ。

「ばっきん千円」に出てくるテッチャンのように生きたい。

2009年5月24日日曜日

ばっきん千円

見つけた。大手町の丸善にあった。
take隊員の奥さんの小説<ばっきん千円>が、トップに載っている。
第8回湯河原文学賞の最優秀賞である。

定価5百円なのに、何故か1円のおつり。

2009年5月21日木曜日

この香り、今年も!

今年も素晴らしい香りを放つスイカズラの花が咲いてくれた。
これは、丹沢で咲いていた枝を折ってきて、挿木したものだ。
この香りを嗅ぐと、もやもやした気持ちが吹っ飛びすっきりと爽やかになれる。
この香りの中に浸っていたい。スイカズラに感謝!
同じように良い香りのテイカカズラは今はまだ小さな蕾だ。
この香りを求めて昆虫がやってくる。
一方では、ウンチのような臭いにも昆虫たちは集まるが、
花の香りを良くしてくれた昆虫たちにも感謝!

2009年5月19日火曜日

ホタルブクロ咲く

庭のホタルブクロが咲いていた。
下から花の中を撮る。
覗き見したように撮ったのは、ホタルブクロのような感じがしない。
やはり、こういう横からでないとホタルブクロじゃない。
今日は、「ジャワ島発信」の雲山さんが、御母上とあの人形を連れて来宅した。
もちろん、狙いは頭骨。
お土産にいただいた美味しいジャワティーを飲みながら、、、。

波勝崎のサル(3:ボス)

これは、波勝崎の群れのボスの「鶴吉」である。
他の個体から離れて、土産物売りの裏口でこうやって座っている。
まるで、貫禄がない。
隣の10歳前後の若いメスは、鶴吉の奥さんだそうだ。
2頭とも何だか落ちぶれてしまったような雰囲気だ。
ぼくは、彼の犬歯の状態を見たくて、近づいた。
口を開けて威嚇してきた。案の定、彼の犬歯は磨り減り、他の歯も欠けている。
威嚇の姿勢が足腰が曲がり、老猿そのものだ。
25、6歳になっているのだろう。
傘に何度か噛み付いたが、ぼくの首に飛びついて噛み付くまでの迫力がなかった。
サル社会で、もっとも順位が上の個体をボスと言われたが、1970年代からリーダー1位、80年代からはアルファメールというようになった。
しかし、ぼくは、社会集団の上に位置する個体なので、ボスという名前を使っている。
この理由についてはいつか述べたい。
鶴吉というボス、体力的には、他個体よりも弱いであろう。
しかし、知力とメスたちからの信頼で現在もこの群れではボスに居座ることができる。
仲間たちから信頼されないボスはすぐ見放される。
わが国では、知力も乏しく信頼もされない首相が長く居座っていられる。
早く、選挙という手段によって、座からおろしたいものだ。

2009年5月18日月曜日

波勝崎のサル(続々):オスによる怪我

この1歳になるチビ、
左目の下から鼻の横、唇にかけて切られている。
恐らく、昨年秋の発情季に群れに接近してきた
ハナレザルのオスに噛まれたのだろう。 このオトナオスは、首の半周がナイフで切られたように傷ついている。
このオスは群れの中で順位が6番目ということだ。この怪我も接近してきたオスザルとのケンカによるものだろうが、このような首回りの傷を見たのは始めてである。このオス、傷口を時々そっと触っている。ぼくらヒトがこのような怪我をしたら、即、ショック死だろう。
サルにとってもっとも恐ろしい外敵は、
浮動しているオトナオスである。
また、浮動しているオスにとっても、同じようなオスがもっとも怖い。
彼らは、大抵、見合っただけで勝敗が決する。
このような怪我をするような戦いをするのは、
この6位オスは、相手を見る眼力が無かったということだ。

波勝崎のサル(続)

この1歳になるチビ(たぶんオス)、近づいたらぼくを威嚇した。
生意気!母親の背に乗ってその威嚇はないだろう!
でも、こういう母親の依存のもとに他個体を威嚇・攻撃する子どもはヒトの社会でもいるね。
さらには、選挙に打って出る人たちもいる。
奢れる者も久しからず、猛き者もついには滅びぬ、、、、。
と、ぼくは世の中見ているんだ!
と、この8、9歳のオスザルは群れからちょっと離れたところで見ている。

2009年5月17日日曜日

波勝崎のサル

これは、親子ではなくて、同年齢の3頭が、2頭のどちらかの1歳の弟(メスではないと思う)と一緒。
その弟は安心しきって寝ている。
昨年生まれの1歳はまだ、母親から離れがたい。
サルは、表情がよくわかるので、見ていて共感できますね。

2009年5月16日土曜日

30年振りの波勝崎のサル

丹沢サル観察し隊の皆さんと波勝崎のサル観察に行ってきた。
久しぶりにサルの臭いに浸った一日であった。

この群れには、箱根湯河原で入れ墨による
マーキングを施したサルが3頭入っているのが見つかっている。

湯河原から波勝崎まで約60キロの道程を
いくつかの有料道路を横切って
湯河原の天昭山群で生まれたオスザルが、
群れから離脱して波勝崎まで移動したのだ。
天昭山群から離脱して波勝崎の群れの中に確認されるまで
約1年半かかっている。

2009年5月15日金曜日

初夏のような山(続)

昨日の奥野・伊勢沢林道で
カマツカと思ったが秋になるとぼけたリンゴ味の赤い実をつけるアズキナシですね!
ユキノシタ科のガクウツギ
とうとう、道路沿いの根元から切られたバイカウツギが枯れたようだ。
丹沢の女王とまで思った、奥野林道noバイカウツギhttp://members2.jcom.home.ne.jp/fumio.fukuda/natureOK.html
スイカズラ科のヤブデマリ これは、水沢橋の手前の道路脇で、毎年華やかに花弁を翻す
奥野林道の「馬の背」を過ぎて間も無く、エニシダ咲き零れる斜面が100メートルほど続く。バックは白い花のエニシダ、花が小さい。
新学期が始まってから、ずーと疲れがとれず。
膝痛は相変わらずだが、ぼくは子供の頃からどこか擦り剥いたり
怪我をしているところがあったので、
身体の何処かが痛かったり調子悪くても意に介さず。
しかし、なかなか疲れが取れなかった。
昨日は、矢部さんとノンビリ丹沢を歩いたお陰で、
ようやくノムゾーという気持ちになってきた。
明日は、丹沢サル観察し隊の皆さんと、波勝崎に餌付けされたサルを観察しに行く。

2009年5月14日木曜日

初夏のような山

今日は、何だか久しぶりの奥野林道から伊勢沢林道越えだった。
初夏のような陽気のなか、爽やかで気持ちが良い。
ぼくが、キンタマノキと名付けているミツバウツギ。
この新葉の部分を胡麻和えにするとイケルようだ。
クレマチスの仲間のハンショウヅル
コゴメウツギ
ウツギと言う名前がついている樹木は、このコゴメウツギのバラ科に、ゴンズイがあるミツバウツギ科、
本命はなんと云ってもユキノシタ科やスイカズラ科である。

2009年5月11日月曜日

オスジカの頭骨

1月21日に拾ったオスジカの頭骨、
晒骨したが、まだ臭う。
右の下顎が見つからなかったが、
見つけた左下顎(下に見える)も、この頭蓋の前顎骨や、翼骨突起などが
肉食動物にかなり齧られている。
強制的に水洗いしたり、石鹸水で洗わなくても、
こうやって日陰干しにしておくだけで1ヶ月もあれは、
臭いは消えていく。

2009年5月10日日曜日

誰の食痕だ?判るかな?

4月29日、
本間の頭から高畑山・宮ヶ瀬・青宇治橋の分岐から、青宇治橋までの登山路の途中で見つけたフィールドサインとしての食痕
写真ファイルに名前がついているので、問題にならないのですが、これは誰がつけた食痕だと思いますか?
これは、派手に齧っている。
こうやって、同じ木の根が齧られておりました。
これ、モミだったっと思います。
真ん中の写真のスケールを見なくてもお判りになったかな?
どれも、歯型がくっきりとついております。
幅広い歯なので、ネズミやムササビではありません。
そうノウサギですね。
カモシカやシカは下顎しか歯がついていないので、このように噛み採ることはできませんネ。

2009年5月9日土曜日

無くなる運命の?犬歯!

お昼過ぎ、家族が出払ったし、隣も出かけているので懸案のシカの頭骨の水洗いを行う。
シカの頭骨は7つあるが、どれも上顎の犬歯が無い。
死体を拾っても、腐らして水洗いしている時に流してしまうのだ。
これは、犬歯がついていたので、注意深く汚物を下水管に流した。
両方の犬歯を拾い上げる。
左の犬歯を歯槽に入れた。右のは口蓋の上に置いた。
この犬歯の長さは13ミリしかない。
腐らす前には、犬歯は上あごの皮膚からただ顔を出しているだけだった。

カモシカでは上あごには犬歯も前歯も無い。シカには犬歯はあるが、咬み合う犬歯が無いから全く意味を成さない犬歯だ。
何れ、カモシカのように消失してしまう運命の犬歯なのだろう。

2009年5月8日金曜日

鬱陶しい!

7時、傘を差して駅へ、相鉄線・東海道・東西線と乗り継いで専門学校へ
午後3時に再び雨の中を戻ってくる。
晴れれば、明日丹沢へ行こうと思うが、下草が濡れているだろう。
庭にでて、シカ(1月21日)とイノシシ(3月25日)の様子をうかがう。
近づくと流石に臭う。大きいので半端な臭いではない。
こんな風もないどんよりした肌寒い日は、隣家の窓も閉まっているので臭いはしないだろう。
明日晴れたら、洗って晒骨した方が良いかもしれない。

2009年5月7日木曜日

ニッポニア ニッポン

朝日夕刊で、元佐渡トキ保護センター所長の近辻宏帰さんが死去したとある。
御冥福を祈りたい。

トキのことで疑問に思っていることがある。
佐渡で最後まで残っていたトキが、保護して繁殖させようとしたが、その甲斐もなく死んでしまった。
同種であるトキを中国からいただき、繁殖に成功した。
昨年にはとうとう10羽を放鳥した。
10羽の内、半数以上は佐渡から本州の方に渡った。
現在、佐渡に何羽残っているのだろう?

佐渡では、放鳥の準備が整えられて、トキが野外で生活できるようにしたようである。
放鳥されたトキが佐渡から出ていくのは想定外のようだったようだ。

放鳥されたトキは島内で生存し繁殖できると考えていたのだろうか?

何よりもここのところが非常に疑問に思うところである。

タンチョウヅルは十数羽になったところで、1950年代に阿寒の農家の人が冬場に給餌をして増殖に成功した。
当時は、釧路湿原を含む自然はありあまるほど残っていた。

一方、トキの島、佐渡はどうなのだろう?
トキがたくさん生息していた時とは、トキから見る自然は様変わりしているだろう。
放鳥されたトキの悲しい運命がこれからも続かないことを祈りたい。

2009年5月4日月曜日

リスザルだ!

今日から3日間、専門学校のチャレンジキャンパス。

リスザルのユキチだ。ゴールデンウイークでも、飼育専攻の学生たちは学校へ来なければいけない。
ユキチに肩に乗ってもらおうと思ったがダメ。
若い女の子の方が良いようだ。

2009年5月3日日曜日

キツネの糞?ネコの糞?

このところ境川沿いのサイクリング道路まで歩いている。
目的は運動不足の解消とダイエットである。
下の糞は、一昨日、道路際に見つけたのを昨日写真に撮り持ち帰る。
ネコかキツネのどちらかの糞だ!

この糞があったところは、近くに下の写真のような日本大学生物資源学部の実験農場があり、農耕地や林地があるところだ。
糞があった場所の風景、左は藤沢市、右は横浜市である。
糞を一晩、水に浸けておいたので、先ほど、茶漉しで洗う。
80%が毛であった。
それ以外の茶漉しで漉される固形物らしきものが見つからず。
農作業をしている人に、イタチ、テン、タヌキ、キツネの有無を聞いたがもう何十年も見ていないという。
拾ってきた糞は誰の落し物なのか、結局不明だ。
ネコを飼ったことがないので、ネコ糞については知識無し。

大好きなアイヌネギ

釧路の妹から、従弟が採ったというアイヌネギが送られてきた。
アイヌネギは子供の頃から大好きで、毎年送ってもらっている。
親父が生きていた時は親父が採りにいき、2、3年途絶えたが、このところまたこの時季に送ってくるようになった。
実家ではもっぱら酢味噌和えで食べる。
しかし、ぼくはこのまま4,5本をマヨネーズをつけてサンドイッチにして食べている。
これがガーリックトーストよりも旨い。
天麩羅、豚肉との炒め物など楽しんでいる。
ニンニク好きの人なら誰もが好きと思えるのだが、近所の一軒だけに僅かだがおすそ分けをしている。
このアイヌネギの和名はギョウジャニンニクである。
明日は、同郷の友人に会うので少しだけでも酢味噌和えで食べてもらおうと思っている。