6時に矢部さんの車がくる。
伊勢沢林道を途中の音見沢橋から斜面に作られた新たな道を登り、尾根に出て「熊の平」へ向かう。
8時10分:タヌキのタメ糞である。
新しい糞はシカの毛がたくさん混じっている。
こういう尾根にはすぐまたタメ糞が出てくるんよなぁーと話してすぐ。
4、5メートルも離れていないとこに同じ内容物のタヌキのタメ糞だ。
しかし、真ん中のシカ毛だけでできた糞はまるでキツネ糞のようだ。
キツネはタヌキに対抗して糞をしたのか?
そんなことがあっても、良いと思いながら採集して持ち帰ることにする。
今、臭いをあらためて嗅ぐとキツネの臭いはしない。
「熊の平」に着き、尾根を下り、音見沢でインスタントラーメンを食べようと斜面を下って沢へでる。
矢部さんが、「シカ!」とぼくの足元をストックで指す。
立派な角をもったオスである。
周りを探したが、左の下顎と寛骨と脊椎骨しか見つからず。
頭骨に着いている頚椎や胸椎も動物たちに齧られている。
この頭骨、まだ毛皮や肉が付着している状態で、犬歯が2本とも残っている。
タメ糞の主はこのシカを食べたのは明らかだ。
タメ糞とこのシカの死骸との距離は500メートルくらいだ。
この頭骨も拾ってきたが、帰路の車の中がはでに臭い、矢部さんに申し訳なかった。
この毛まじりのタヌキ糞がタメ糞の中でなく単独であったらキツネのと間違えますね。
返信削除何かの理由で死んだシカを食べるのは、タヌキ、テンあたりですかね。キツネはどうなのだろう?
鹿の角うらやまし~です。
返信削除ほかの骨はテンやキツネなんかが持ってちゃったんですね~でもなんで角だけ頭から取れたんでしょ?
あっフンの内容物はなんでしたか?
鹿の角リアルに嫉妬します
返信削除take隊員へ:
返信削除キツネもやはり死んだ動物の肉を食べるのではないでしょうか。
アナグマもネズミたちもこの死骸を食べたことでしょう。
このシカの死因は、猟期に撃たれたが逃げることができた。しかし、銃に撃たれた傷が悪化して、死亡したのでしょう。
ゆーゆーさん&ウエノショウさんへ:
角と頭骨です。角と頭骨は離れていません。ぼくがちょっと驚いたのは犬歯が一対ちゃんとついていたことです。しかし、異様なくらい、頚椎・胸椎・腰椎が齧られていたことです。肋骨や手足の骨は一本も見つかりませんでした。動物たちがどこかに運んだのですね。
糞の内容物は全て毛でした。
これから、春にかけて沢沿いを歩くと動物の死骸と見つけることが多くなります。