2008年12月20日土曜日

テン糞のパレード

昨日の早戸大滝への山行は、もちろんサルのフィールドサイン探しも兼ねていた。
見つかったのはテン糞のみ。
ぼくらが歩くコースにテン糞が、まるで道標のケルンのように目についた。
朝、したばかりのようで、しっかり凍っていない。
内容物はサルナシの果皮とタネからなる。
これは、古い糞で、2週間くらい経つだろう。霜にあたり、熔け、再び霜にあたり、溶けを繰り返したものだ。内容物にやはりサルナシがあった。
これは、霜で凍っている状態。上はサルナシの果皮だ。中の濃い紫色の果皮(これは手にとって溶けたもの)が何の果実か不明。下の塊はがっちりと凍っている。上が古く、下は2、3日前のものか?
これは、一週間くらい前のもの、やはりサルナシの皮とタネが見える。
これもサルナシを食べたものだ。2,3日前のものか?
糞の大きさから推定して、メスの二個体による糞と考えた。
早戸川の沢沿いに500メートルくらいの間にあった。
彼らにとっては道標ではなく、行動域の境界線あたりにつける自分の主張のマーキングなのだ。
新旧の糞が二つあったところは二個体の行動域が重複しているところと考えた。
このように糞を見て想像するのも楽しい。

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