2008年11月27日木曜日

秋の丹沢サル調査(続々々)不思議なミヤマシキミ

ミヤマシキミ:緑色だった実が秋になると赤く染まる。この葉にはスキミンが含まれており、食べると麻痺、痙攣症状がでるようだ。このスキミンは殺虫剤にも使われるようだ。しかし、赤い実のついている葉は何者かに食べられた痕があるし、右上の葉はカモシカに食べられてしまっている。

カモシカはこの葉や実を食べてちゃんと消化・吸収し、スキミンでお腹の中の寄生虫を殺してもらっているのかもしれない。
ここでは、薬草や毒のことを問題にするのではなく、このミヤマシキミ実をつけていれば、蕾もつけている。 これは、別の株、蕾というか、もう少し花が開きかけている。
牧野の新日本植物図鑑(保育社)では、開花するのは4、5月だとある。
地球温暖化のせいで狂い咲きしようとしている株があるということか? ぼくは、たまたま今年に実と蕾の混在に気がついた訳ではない。箱根湯河原のサルを追っていた時も、真冬に赤い実をつけた株も見たし、蕾をつけていた株も見た。尾根上で半分くらい雪に埋もれたミヤマシキミの青い葉を思い出す。但し、写真は撮ってない。
ミヤマシキミの花は、春に咲いてその秋には赤くなるのだろうか?

ぼくには何とも不思議なミヤマシキミだ!

2 件のコメント:

  1. この植物、たぶん林道周辺でよくみかけるやつです。

    ミヤマシキミですか。これフクロウの森の西の方には足の踏み場もないぐらい茂ってます。高くならないで横へ広がってますね。

    やはり毒があるのですか。動物や鳥に人気がなさそうで、赤い実がいつまでも残ってます。

    しかし、それをシカが食べる?
    不思議ですねー。

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  2. そう、あのフクロウの森に茂ってますね。腰くらいまでの高さで横に広がってますね。
    そう人気がないヤツなんです。
    ぼくも毒があると知ってからはなんだかミヤマシキミ(これミカン科なんです)が生えているところは瘴気が立ち込めているようで嫌でした。が、今は可愛いヤツと思ってます。

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